書店の女性ファッション誌コーナーで荒木飛呂彦っぽいテイストの表紙があって
またジョジョかと思って近づいたら、全然違う実写のモデル写真だった件。
杉本鈴美っぽくも見える。
荒木飛呂彦氏の近年のイラストとなんとなくビビッドな色合いと強いアイライン、グラムっぽいアイラッシュ、不安を掻き立てる青緑の口紅の不協和音がなんとなく荒木っぽい。
装苑はファッションの可能性を研究するのが大好きな、人と同じやコンサバが大嫌いな専門学生が読んでいる雑誌で、元々奇抜なイメージなので青緑のリップスティックなんて日常茶飯事なんでしょうけどね。
私自身が昔は非日常やアート的な表現に憧れて装苑をときたま購読していたようなサブカルに片足突っ込んだ女子、今はどこから見てもコンサバなOLなんですけど。
荒木が表紙なのは版権持ってる集英社のSPUR(シュプール)2月号でした。
それで、近年ぐるぐる疑問に思っていたことが頭を過りましたー
近頃のメディアの荒木飛呂彦へのすり寄りっぷりって、何??WHY??
白状すると、私にも昔ジョジョヲタだったことがあるんです。その頃のジョジョは一部のファンだけが熱く支持して、周りに「いいよいいよ」って勧めても「でも絵がキモい」と一蹴されるのに慣れっこな作品でした。
ファン自身が一般受けしないのをわかって愛して、ジョジョ語がファン同士の合言葉な感じ。
リアルタイムでコミケでサークルのスペースやコスプレ広場も行ったことがあるからわかるけど、熱い同士が固まって語り合っていましたのよ。
それが今や、六本木ヒルズでジョジョ展が開催されて、見るからにサブカル大好きそうなオサレな若者が安くないであろう限定グッズの紙袋にポスターの筒をさして六本木駅のホームを歩いているのを見ると、時代の変化を強く感じるのですよオバハンは。
うらやましいよー 私の時代にもあったらポスターやフィギュアが欲しかったよー
発表当時ウケなかったアートが時を超えて評価されることなんていくらでもある、それには嫉妬しない。
インディーズで頑張ってたバンドのファンだけどメジャーに行ったとたんキライになったとか、そういう独占欲っぽい気持ちではない。
だけどなぜ、オサレな人たちはあんなにバカにしてたじゃん?て気持ちをぬぐえないんですよ。
特に集英社、他に推すコンテンツがなくなって売り出したのかなとか。素直になれないんです。
これはネット時代の功績なんでしょうか。
今はもう昔からのジョジョファンの掲示板やらの集いを熱心に見ることはなく、昔のファンはどう思っているのかわかりません。
だけど、一つ思うのは、ファッションやモードを自己流に取り込んできた漫画家・荒木飛呂彦に、モード側がすり寄っていくいわば「逆流」が起きているのはモード側の弱さを感じさせます。
昔、気取ってVOGUEなんて読んでいるとジョジョにあったイラストの元ネタだろう広告写真が出てきて、ニヤリとしたものです。
モードはもっとお高く留まって欲しい。常に高いクリエイティビティを持って、漫画には媚びないで欲しい。
不況でネタ切れでもそれがどうしたと突っ走って欲しいんですよ。
そんな気持ちが「書店のジョジョっぽい表紙のファッション誌」を観たときに浮かんだんですよね。
ジョジョ展の大成功を見ても商業的価値は疑いもないし、ジョジョはこれからもモードと美のバトルを展開していただきたいです。
個人的には何年かに一度起きる、昔ハマった作品再燃焼マイブーム到来で再びジョジョ熱が燃える時に、まだ世の中でも人気があったら嬉しいな。第4部が一番好きです。









