もちろん、不要不急じゃございませんよ。アカハチ、本番に向けてラストスパートです。

それにしても、荷物が大変なのです。


これです。


これです。キャリーバックも分かる、リュックも分かる。なんだその青いの!?

って、なりますよね。大事な大事な小道具です。

小道具な大きさじゃないのは分かってます。手荷物で持ってく大きさじゃないのも分かってます。しかしこの公演、沖縄が終わったら直ぐに東京でもありますから、郵送すると間に合わない。なので、ちゃんと手荷物として運べるか、練習も兼ねて自分で持って行こうとそういうことなのだ。しかしだ。品川の稽古場を意気揚々と出て、30秒歩いて、もう後悔だ。

デカイし重いし目立ちまくってるし、エスカレーターの幅より高いから階段使うしかないし、品川駅まで歩いてもうやだー。タクシー使えばよかった。ケチるんじゃなかった。

これは、改札も通らないのではないのか!!

そう、電車でいく。僕を羽田まで車で運んでくれる車持ってる優しいフレンドなんていない。だから僕は電車でいく。

電車は空いていた。何よりだ。こんな荷物で混んでもしたら、もうたまったもんじゃない。

そして、1番の難所は何と言っても手荷物お預かりカウンターだ。自動受付はもちろん無理だ。デカすぎて通らない。一番端の有人受付まで担いで歩く、、


これは、何ですか? 

綺麗なお姉さんが聞いてくる。犯罪の匂いを感じているのか、口調は丁寧だけど眼差しが怖い。世界まる見えの世界の保安検査所コーナーのようだ。


こ、これは、、


なんて説明しょうか迷っていら、余計に怪しい。


あのですね、舞台をやっておりましてそれで使うものです。


そうですかぁ、この大きさですとこちらの自動検査器にも通らないかもなので、検査員呼んで中を見てもよろしいでしょうか?


もちろん!


本当は嫌だ。さっき、大事な大事な小道具と言ったが、大事は大事だけど、最強にくだらない小道具だからだ。本当は言いたくないけど、言おう。中身は巨大なタコの足だ。ゲソだ。SET REBORNの公演で使った、前田くんに作ってもらった登場秒数3秒のタコアシだ。また使いたいなぁって思っていたら、今回のアカハチでもってこいのシーンがあったので、使用するのだ。それだけじゃない。他にもなんだそれって奴が入ってる。小道具とはそういうものだ。


検査員がやってきた。

僕は検査員に中身の説明を丁寧にした。関係ないと思うが心象は悪くないはずだ。そして、検査員は言った。


すいませんが、中身を出してもいいですか?


え、ここでですか?


はい。


わかりました。


僕は、袋からゲソを出した。折り曲げて袋に入れたので実際はその倍の長さだ。

巨大なゲソが空港のカウンターにお目見えだ!!

検査員は、そのゲソに金属探知機を丁寧にかけた。

それはそれはシュールな光景。動画に撮りたかった。


よし、沖縄からの帰りに撮ろう。そうだ、、

帰りも同じことをするのか。。


さぁ、皆さま!そんなゲソが大活躍!?するかもしれない舞台アカハチ!東京公演もございますので!よかったら。


チケットは前売り3500円です!!

3800円って書いてあるけど、間違い!もっとお安いのです。