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音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ

週刊 KONDAYという名の下、週に1度は更新したいと思います。

エイプリル・フールネタじゃないよ。
念のため。


ここ数年、振り返ってみたらこの時期というのは
いつも違う肩書きで、違う場所で迎えていた。

去年は、某大手IT企業(浜松町)辞めた後で、その後アメリカに飛んでた。
一昨年は、某外資系銀行(天王洲アイル)
その前は、某大手広告企業(新橋)
その前は、某証券会社(木場)
その前は、また違う某証券会社(豊洲)
その前は、某ドームホテル(水道橋)
その前は、某レストラン。というか、らーく(菊川)


だいたいこんな感じ。
こう見ると俺のダメ人間っぷりがよくわかりますね。
久々に知り合いに会うとよく言われました。

友「今なにやってるの?○○じゃなかったっけ?」
俺「それは2つくらい前冷や汗

今年もまたいろいろと変わって、吉祥寺なんぞにいました。

今やってる事が、今までやってきた事と繋がっているのかと言うと
これを見ただけじゃ、まったく分かりませんね。

でも不思議と繋がっていると思います。

辞めたら何も残らないと言うけれど、
意外に得るものが多かった気もします。
家庭を持ってる人たちからは顰蹙を買う事も多いけど。


ある人の名言を借りるとするならば

「失敗は成功のマザー」

でしょうか。


そして、年初に掲げた目標であるデビューについて
近々お知らせしようかとも思います。


さーて、来年はどこで何をしてるやらむふっ

ドバイワールドカップを現地で見てたら嬉しいですあっかんべー
震災以来自粛していた、マイ愛車。
所用で久々に風になりました。
ガソリン不足の影響があるのか、道路はかなり空いていますね。
このまま被災地の東北まで向かおうかとも思います。

…と思ったら、ガソリンが底を付きそうになり
各スタンドを回るも、どこも売り切れで閉店。
なんとか見つけた地元のスタンド。
2店空いてて、両方とも行列だけど片方に並ぶ。
かと思いきや、10分ほど並んで補給。
貴重なガソリンを使ってしまってごめんなさい。。


車に乗り換えて、こっちもガソリンがないので少しだけ入れる。

店員さんに
「満タンのお客さまが多いのに…ご協力ありがとうございます!
 サービスでウォッシャー液も補充させて頂きます!」、と。

(今さらお金がないので…とは言えない。)



その帰りに郵便局へ行ったんです。
地元にある大きな郵便局は、駐車場があるんですね。
車止めがあり、「前からよりもバックの方が得意だぜ~」だなんて
そこにバックで下がった瞬間、事件は起こった。



バキバキバキっ!!!



うをぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!?



なんと車止めのすぐ横には電灯が!
いつも止めてる位置は何もなかったので
たまたまはじっこに止めてしまった、不覚の瞬間。
けっこう大きな音がしたので、もちろん局員さんが来ました。


降りてリヤを見ると、スカイラインと電灯が密着していました。


そして、車のバックライトのカケラが散乱していました。




終わった…
全てが終わった…
この非常事態で超忙しい中、警察やパトカーとかが来て
またガソリンの無駄遣いとかいろいろと言われて晒されるんだろうな…


というあらゆる想像から放心状態になる手前で、もう一度よーく見たら
地面に落ちて割れたライトは、自分の車のではなかった。



???



車を少し前に出して、もう一度リアを確認したら
凹みや破損どころか、傷が一つも付いていないのです。
それを踏んだ音で、わずか0.数ミリというところで接触は回避した模様。



どうやら、自分の前に同じように何度もぶつけた人がいるそうで
逃げて置いていった破損を踏んだ音だったそうです。
これには回りにいた人も一安心。
それもあってか、電灯にはぶつかったような痕がたくさん。


ここは軽用とか書いてほしいよね。
いや、その前に自分がもっと気をつけます涙
3月11日、14時46分頃は家にいました。
確定申告に行こうと、いろいろ準備していた時に地震はやってきました。
小さい揺れが少し続いてから即座にリビングへ。

そして揺れはピークに。

とっさに、両手で食器棚を押さえ、足でテレビを押さえる。
その間に、部屋にあるPCモニタが一台落下して意識不明の重傷。
犬はビクビクして向かってくるので、「House!」と、部屋に戻らせる。
よしよし、よく言う事を聞いた。あとでおやつあげるからな。

あらゆるものが倒れてくる。
食器棚の上から物が落ちてくる。
開き戸の棚から食器やコップが落ちてくる。
冷蔵庫からぬか漬けが落ちてくる。
さすがの僕も手と足は2本ずつしかないのです。

数分して揺れが落ち着き、逃げ道を確保しようとドアを開けようとしたら
冷蔵庫と食器棚が数十センチドア側にずれてしまい、ドアが開かなくなる。

火事場のクソ力というやつで、それぞれ移動してなんとか脱出。
うちはマンションの12階で、自宅にいた人たちはみんな玄関付近に飛び出している。
隣のおばちゃんが飛び出し、声の掛け合い。
二分後、隣の家のご主人は「仕事に行って来る」と、家を出ていった。
ちなみにご主人は、個人タクシーの運転手。

余震も続き、不安になったおばちゃんが助けに求めて来て、我が家を一般開放する。
その後、数人集まりだして、憩いの場化する。
テレビを付ければ、地震の緊急特番が始まっている。
震源地は東北だという事だけど、それぞれの地域でも問題は山積みだろう。
ベランダから外を見れば、お台場方面で火災が発生している。
いろんな人に連絡をしようにも、回線が込み合って全く連絡が付かない。
こーゆーときのSNSやツイッターのすごさに感激。
とりあえず安否確認と発信をして、遠くの親戚より近くの他人に走る自分…

テレビで新木場もヤバイという報道が伝えられる。
新木場は父、兄、妹の旦那がそれぞれ勤めている。
ライフラインの確保や、近くに住む妹の家を確認した後で
気が付けば新木場に向かっている自分がいた。
新木場までバイクで約10分、その間にあちこちで交通整理や液状化現象が起こっている。

現地に着けば悲惨な光景がそこにはあった。
…と、ちょうど家族と連絡が着いて、無事に家に戻れたそうでとりあえず一安心。
いつもは10分で帰れるところが、渋滞だ通行止めだので、2時間かかったそうな。

このまま戻るのもなんだかなぁで、現場を歩く。
電車が動かないので、駅やコンビニには人が溢れ返り、食料はほぼ完売。


音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災1

道路は液状化していて、ほとんど車やバイクが走れる状態ではなく、


音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災2



音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災3

歩道も同じような感じ。


音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災4



音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災5



音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災6

さらにあちこち穴が開いていたり、


音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ-震災7

地盤が盛り上がっていたり。


テレビやネットを通じて見る現場とはまた違ったものでした。
埋立地の脆さはよく言われていたけど、日本の建物の強さは証明されました。



そしてこれから。

日本人の良さ…団結力や親切心から、とにかく情報を提供しようと皆が動くのは良い事だけど
情報やガセも多すぎて、見極めるのがとても大変でもあります。
現場が本当に必要とする情報を提供するのが吉かと思います。
乙武さんのつぶやきじゃないけれど。

突然の停電情報や電車の運行情報の変更などと、
これからも困惑する情報も多いと思いますが
その場にいた人の使命だとも思います。
みんな必死なので、協力して乗り切りましょうよ。

涙を流す事や、労わる気持ちを持つ事はすごく大事だけど
それ以上に今必要なのは、一日でも早く復興に向けてそれぞれが動き出す事だと思います。
これが正解なんてものはどこにもないと思うけど
身近な人が必要と思っている事を提供できる事が、一番の正解かもしれない。

人に活力を与える人間でいたいです。



あるラジオから流れて来た歌があった。


どんなに寂しい暗い夜でも
日はまた昇るさ 強く やさしく

擦り切れたブーツ履いて新しい旅に出る
言葉にならない願い 明日への歌に代えて



福山雅治
明日へのマーチ