0時を回った時からすべては起こった。
仕事で最後の配達を迎えて
ある団地の4階に行くときだった。
エレベータに乗ったら、ラクカラチャがいた。
ここまではたまにある話。
奴は壁にいて、俺の目線の高さにいた。
だんだん上に行き、ドアが開いたときだった。
こっちに向かって㌧で来たっ!!
恐怖のあまり、転がるようにエレベータを降りた。
その後、階段で降りてきたのは言うまでもない。
その帰り道で信号待ちをしていたとき、隣にタクシーがいた。
ふと中を見ると、ミニスカートの人が乗っていた。
顔をちらっと見ると、おじさんだった。
おじさん!? っつーか、男ぉ!?
運ちゃんも後ろをミラーでちらちら見ていたのは
言うまでもない。
その帰る途中、道路に向かって
小便をしてるおっちゃんがいた。
俺にかける気があったのか、真相は闇の中。
日が昇って、朝。
毎週恒例の、お台場冒険王の配達。
いつものように車で配達しているときだった。
場所は国際展示場前。今日はいつもより渋滞。
信号が青に変わったそのときだった。
ガリガリガリガリ…。
なんの音?
ふと右を見たら、大型トラックが車線変更?をして
うちの車に突っ込んでいるではないか…。
幸い、ミラーが㌧で、タイヤがパンクしただけで済んだ。
その後、相手との事故交渉などがあり
配達に遅れて怒られたのは言うまでもない。
警察が到着して、解放されるのに2時間程拘束された。
モーニング娘。に会えるどころか、
札幌の運ちゃんと炎天下の下で待つなんて…。
ありえないありえない…。
しかし、今日はまだ終わっていない。
最後にはきっとサプライズが待っているだろう。
夕方、サプライズは待っていた。
人の話を聴いて、立つ事が出来なくなる程の衝撃を受けた。
俺の心にブラッディースクライドを受けた。
人間とは、常識を外れた話などを聴くと
失笑するというものだが
面白い話を聴くと、普通に笑う。
物凄い話を聴くと、噴出すように笑う事がわかった。
とてもサプライズな1日だった。