デカ☆黒川鈴木 | 君に会えてよかった。

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タナカーによるドラマ・映画紹介ブログ
星印の基準は以下の通りです。
★★★★★ 円盤を買うべし
★★★★ 観るべし
★★★ 観た方が良い
★★ 観ても良いかも
★ 自己責任で

2012年1月~3月放送。

 

板尾創路さん、田辺誠一さん、田中圭くんによる刑事ドラマ。

 

板尾さんが演じるのは、推理力鋭い黒川鈴木。

クールだけれど、白石にはすぐにキレ、赤木にたしなめられることもしばしば。

なぜか、靴紐を結ぼうとしゃがむと、後方に転がる。

 

田辺さんが演じるのは、黒川の部下であり、親戚の白石高作。

度が過ぎるマイペースで、捜査の役には全く立たないので、たえず黒川をイラつかせる。

田辺さんが振り切った演技をしています合格

 

圭くんが演じるのは、奥野原警察署内で唯一まともな普通の刑事、赤木忠志。

 

冒頭から笑いました。

一週間前に赴任してきているのに、白石に「えっ、誰?」と言われてしまう赤木。

これ、赤木役が圭くんじゃなかったら単なるギャグだけど、圭くんだからこそのブラックジョーク爆弾

 

職場で田中圭沼にはまってしまったことをカミングアウトしたら、同僚に「何に出てた?」と聞かれ、「(同僚が好きな)図書館戦争に出てたよ」と答えたら、「えっ、出てた? 何役?」「小牧教官」「ええーっ、あれ田中圭くんだったのー? カッコ良かったよねドキドキ」って。

そうなんです。

みんな圭くんを知っているし、観ているんだけど・・・なんですよあせる

 

いいんです。

役が生きていれば、「田中圭」が存在していなくてもいいんです!!

 

で、このドラマの何がおもしろいかって、黒川と白石もそうだけど、署長(斉木しげる)も交通課の緑川緑(藤本泉)も、とぼけた人たちで、まともな人が赤木しかいないということ。

 

圭くんだけが、一般的な刑事ドラマの演技をしていて、黒川と白石のつなぎとなって、アンバランスなおかしみを増大させています。

生真面目な突っ込みも、タイミングが絶妙です。

ですので、第9話以降、赤木が内勤になってしまい、外回りが黒川と白石だけになってしまうと、残念ながら、おもしろさが半減してしまいます。

 

吉本の芸人さんが多数ゲスト出演していますが、ギャグは持ち込まずシリアスに演じているので、懸念していた「寒さ」はありませんでした。

第3話で、遠藤章造さんの演じたストーカーは、本当に不気味でした。

 

最終話で、『おっさんずラブ』でマイマイこと瀬川舞香役を演じた伊藤修子さんが、家政婦役で出演しています。

 

1話30分ですが、良くまとまったヒューマン・ミステリードラマです。

 

★★★★★ 板尾創路さんの田中圭くん評は「頭いいですよね、彼は」

 

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