名作「ショーシャンクの空に」を手がけたフランク・ダラボンの作品で原作がスティーブン・キングだからと思って視聴した「ザ・ミスト」。
主演は、「パニッシャー」でダークなアメリカンヒーローを演じていた役者で妻と息子がいる画家。嵐が起きて修理用品を買いに町のスーパーへトラブルがあったご近所(弁護士)と向かう・・・
会計を待っていると初老の男の人が人が霧に飲まれ連れていかれたと助けを求めるスーパーに閉じ込まれて極限状態に置かれた人間模様は、時間と共に変化していく。霧
に隠れたモンスターの正体は、巨大化した生物
信じられない弁護士は、外へ出てしまう。
冷静を保ち行動を起こし解決を図ろうとする主人公と周辺の人は、僅かで大半は、宗教を持ち出し恐怖を煽る女性が引き起こした集団ヒステリーに罹ってしまう。怪我した人の為に薬局までどうにか辿りついたもののモンスター達に襲われ命辛々で戻って来る。そうした行動や結果が集団ヒステリーを助長し軍の仕業と知った群衆は、軍人をスケープゴートにしてしまうのだ。
主人公たちは、思い切った行動に出る駐車場に出て自家用車に乗れたのは、5人。ガソリンが続く限り進んだけれど霧
は、晴れず・・・覚悟した彼が手にした銃
には、残り4発。我が子まで撃ってモンスターを待ち受けていたら現れたのは、戦車だった。皮肉にもスーパーで待っていた方が命拾いできたのだ。後味の悪さは、「ショーシャンクの空に」と対照的で物議をかわしたらしい。せめて映画には、現実を投影しない救いがあってほしかった希望は、分かる気がする。