今月もフランス額装のレッスンを受けてきました。
提出した課題は「オンクリュ」。
えぐる、という意味だそうです。
えぐる?
この技法では、どんな表現ができるのでしょうか(°∀°)b
こちらのポストカードは、書店のお会計のカウンター辺りに並べられていて
清楚な薔薇と、シュールで神秘的な背景の写真に一瞬にして目を奪われ
手に持っていた本と一緒に差し出しました。
カードには「PHOTO BY M IDORI TUZURA」というお名前が入っています。
マット部分を複雑にデザインしたり多色使いをする技法が、作品に共鳴させる手段だとしたら
こちらは作品を静かに守っている感じがします。
カリグラフィーにも合いそうだし、以前からやってみたい技法でした。
では、作業開始。
あれ・・・。こんなだったかな・・・。
凹んでいるから、ちゃんとオンクリュされているよね(゚ー゚;
額縁に入れてみました。
正しい・・・ヽ(゚◇゚ )ノ 正しくない・・・(゚_゚i) 正しい・・・ヽ(゚◇゚ )ノ 正しくない・・・(゚_゚i)
きりが無いので、このままレッスンへ持って行きました。
そしたら・・・・・・・・正しくな~い!
オンクリュの窪み方は縁に垂直になるようなカーブをではなく、緩やかなカーブなのでした。
以前から好きだった技法です。
ここで終わってはナランがすたる。
再チャレンジすることを師匠に宣言('-^*)/
レッスンの翌日には、好奇心旺盛な心境で作品の解体作業を致しました。
やり直してみたら、何が原因だったか分かってきましたよ。
・カーブを付ける紙の幅が2ミリほど広かった。
(定規の目盛りの見間違い)
・カーブを付けた紙の目が、カーブが付きにくい方向だった。
カーブを作っても角のつなぎ目に隙間が出来ないように。
出来ました。
改めてお披露目しますね。
ほんの2ミリの違いなんですけどね。
この写真の部分は7センチ×10センチです。
それに対して、マットを広くとっているので
贅沢感がある額装ですね!
ところで、作り直した日は
午前中から銀座の「清月堂」という画廊に行きました。
お世話になっているカリグラフィーの先生や先輩方が出展なさっている
「ING展」という作品展が開催されているからです。(11月29日まで)
会場がオープンするまでに時間があったので
いつもは通り過ぎていた画廊の入り口付近を眺めていました。
冷たい雨の日でしたが、上野の国立科学博物館で開催されているワイン展も楽しんで
良い一日になりました。
本日も、ありがとうございました。