ロブ・ゴンサルヴェスの不思議な絵を紹介します。
今月のフランス額装のレッスンで頂いた課題が
トリックアートのような技法だったので、
ミラクルなテイストが大好きな私は
課題に使うためのポストカードも、
手持ちの中からロブ・ゴンサルヴェスの絵を候補に選びました。
中でもいちばん好きなのは、こちらの絵です。
アーチの向こうに見える空の雲と
船の境界がわかりません。
ロブ・ゴンサルヴェスの絵は本になっていて
ほるぷ出版から日本語版が出ています。
絵には セーラ・L・トムソンの文が添えられていて
訳は金原瑞人さんです。
私の手元に3冊あるので、
手持ちのカードがどれに載っているのか合わせてみました。
『真昼の夢』
本は大型本で
カードの絵は見開きに描かれているため迫力があります。
見ている私は、海の中から波の上にぽっかりと頭を出して
この奇妙な光景を眺めている気分になれました。
では次の本です。
『終わらない夜』
これらのカードの中から1枚をズームアップしてみましょう(°∀°)b
キルトのベッドが、いつの間にやら畑や林になっていて、
ベッドの上にいたと思しき女性(少女?)が空中を飛んでいます。
「このキルトのカバー、田んぼみたいだねぇ~」とかなんとか
日常の何気ないところからの発想ですよね。
では、もう一冊。
『どこでもない場所』
右側のカードをズームアップしてみましょう。
カーテンが風に吹かれて踊るように翻ること、ありますよね。
3冊の本に共通しているのは、発想の起点の面白さです。
理解が難しいほどのシュールな表現ではなく
日常の「こうなってたら面白いのにねぇ~」から始まっているからかもしれません。
満開の桜がまるで雪景色のように見えた、とします。
ロブ・ゴンサルヴェスは『どこでもない場所』で
その想像を絵の中に実現させていました。
では、私はどのポストカードを課題に使いましょう・・・。
もう決まっているけれど、今はナイショです( ´艸`)
本日もお読み頂きありがとうございました~。