皆さま。

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本当にありがとうございます。

・°・(ノД`)・°・



小林奈々絵。
生誕30周年。



あんなに幼かった私が…
小林奈々絵 オフィシャルブログ 「ななころび八起き日記」 Powered by Ameba
三十路です。


いやぁ~写真のパパとママ、若いね。
きっと今の私とほとんど変わらない。
既に、3人の子どもがいたんだね。


手のかかる私達(特に長女)を
いつも静かに見守ってくれて
本当に本当にありがとう。



今日は、色んな想いを込めて・・・
一部の方にしか公開していなかった自作コラムを
このブログでも公開したいと思います。


両親や、育った環境のことを私の視点で綴ったものです。





テーマ「肉」



肉。
私の人生にこんなにも影響を与えた一文字はない。
肉のおかげでここまで大きく育ったと言っても過言ではないだろう。
なぜなら私はステーキ屋の娘なのだ。

石川県小松空港から車でおよそ15分。
両親が夫婦で切り盛りする店がある。
1階は営業スペースで、2階が居住スペース。
私は10歳から18歳までの多感な時期をこの家で過ごした。

「奈々絵ちゃんってお肉の匂いがする!」
ある日、友人から無邪気に浴びせられた言葉に私は動揺し深く傷ついた。
どれだけ念入りに洗濯しても肉の匂いは消えてはくれない。

父と母の油まみれの衣服やエプロン、
1階から立ち上る煙には到底太刀打ちできなかった。
私は洗い立ての石けんの香りがする同級生達に強く憧れた。
ステーキ屋の娘が肉を憎むだなんてなんとも皮肉なお話だ。

そんな私も高校卒業後は親元を離れ一人東京へ。
都会の洗練された香りにときめく18歳の春だった。

あれから12年。東京でも行きつけの店が随分増えた。
和食、イタリアン、フレンチ、中華…
世界中の美味しい料理が私をあたたかく迎えてくれた。

そこは活気と共にあの匂いが交じり合う空間だった。
そう、私はあれだけ憎かった肉の匂いに包まれている時が
一番落ち着くことに上京して初めて気がついたのだ。

その匂いに故郷の温もりを感じ、両親を懐かしむようになっていた。

肉。
私の人生にこんなにも影響を与えた一文字はない。
なぜなら私はステーキ屋の娘なのだ。
あの二人の娘なのだ。




文:小林 奈々絵



【おまけ】
「成人式」の私です。
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20代をひたむきに生き抜いてくれてありがとう。


少しだけ自分を
認めてあげようと思います。


今の私があることは
過去の私のおかげです。



さぁ、30代突入。


かっこ良く言うと、
「新三十路成人」?


いや、かっこ良くないか。(笑)


でも人生まだまだこれからって
ポジティブに思えてこない?



たとえこの先
どんな未来が待っていようとも、
私が私であることに違いない。



どんな私になるかは、
私が決める。



だからこそ、
自分を認めて
信じてあげなきゃね。
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いつもの笑顔で参りましょう!


出逢って下さった
すべての皆さまに
心からの感謝と
愛を込めて・・・




2013.05.26


小林 奈々絵