「集合と要素」の続きです。(随分と間隔が空いてしまいましたが…)
複数の条件を同時に満たす要素の集まりを「共通部分」と、
複数の条件の少なくとも一方を満たす要素の集まりを「和集合」と、
それぞれいうことは、前回の記事でもご紹介致しました。
本題ではこれに加えて、補集合というものもご紹介致します!!
補集合とは、ある集合に含まれない要素の集合のことを示します。
この補集合と、共通部分・和集合を融合させることで、いろいろな「集合」を表現できるのです!!



全ての集合は「共通部分」の∩記号を使うことで、4種類に分割できて、
∪記号で表される「和集合」は、複数の共通部分の和であることがわかりますね。
これが、和集合が和集合といわれる所以なのです!!
前回の記事で、「ベン図を追ってご紹介致します」と言っておきながら、
結局ベン図を使わずに解説してしまいましたね…。
せっかくですので、図の意味だけでもご説明致しますね。
外側に描く大きな長方形の内部が、各集合の要素となるか否かの判定対象となる「全体集合」です。
長方形の内部に、一部を重ねて描く2つの円が、「集合A」と「集合B」です。
そして、2つの円の重なった部分が「共通部分A∩B」、
2つの円の少なくとも一方の内部にある部分(重なった部分も含みます)が「和集合A∪B」です。
補集合も、円の内部にあるか外部にあるかで、判定できるのです!!
本題の例題とも、照らし合わせて試してみましょう!!