監督:ニール・ブロムカンプ
キャスト:デヴィッド・ハーバー/オーランド・ブルーム/アーチー・マデクウィ
配給:ソニー・ピクチャーズ リリーシング
公開:2023年9月
時間:134分
2008年,日産,プレイステーション,ポリフォニー・デジタルがタッグを組み,世界的人気ドライビングゲーム“グランツーリスモ”のトッププレイヤーたちの中から,プロのレーシングドライバーを発掘養成する前代未聞のプロジェクト“GTアカデミー”がスタート。当初は懐疑的な見方も多かったが,実際にリアルレースで活躍する選手を多数輩出する成果をあげた。
今夜紹介するのは,そんな“GTアカデミー”出身レーシングドライバーのヤン・マーデンボローの実話を基に,無謀な夢に立ち向かった熱い挑戦者たちの姿を描いた『グランツーリスモ』。監督は『第9地区』『チャッピー』のニール・ブロムカンプ。ヤン・マーデンボロー本人も,カースタントとして参加している。
世界的大ヒットゲーム“グランツーリスモ”に夢中の若者ヤン(アーチー・マデクウィ)は,元プロサッカー選手の父スティーヴ(ジャイモン・フンスー)に呆れられながらも,ゲームに明け暮れていた。そんなある日,ヤンはゲームで好タイムを出し,“GTアカデミー”の予選会に参加するチャンスを得る。それは,プレイヤーの可能性を信じる日産のマーケティング担当ダニー・ムーア(オーランド・ブルーム)によって設立されたプロレーサーを育成するための選抜プログラムだった。
やがてヤンは,それぞれに夢を抱く若者たちとともに“GTアカデミー”に参加。ゲーマーなんかが通用する世界ではないと思いながらも指導を引き受ける元レーサーのジャック・ソルター(デヴィッド・ハーバー)の厳しい指導を受け,初めてリアルなレースの過酷さを身をもって体感していく。不可能な夢に向かってそれぞれの希望や友情,葛藤と挫折が交差する“GTアカデミー”。そして,いよいよヤンのデビュー戦がやって来るのだったが…。
レースシーンの興奮はもちろん,“GTアカデミー”で成長していくヤンの不可能を可能にする挑戦が熱く,そのハートを伝えるブロムカンプ監督の演出と映像に引き込まれる。共演のD・フンスーやD・ハーバーの人間臭くて深みのある演技も沁みるし,何より『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』以来久しぶりに見たオーランド・ブルームの姿に歓喜。
ちなみに,発売から27年間でのゲーム“グランツーリスモ”シリーズの累計販売数は世界で9000万本を超えているという。
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