監督：アントワーン・フークア
ｷｬｽﾄ：デンゼル・ワシントン／ペドロ・パスカル／アシュトン・サンダース
配給：ソニー・ピクチャーズ
公開：2018年10月
時間：121分
前作の４年後に公開され，デンゼル・ワシントンにとって初のシリーズ続編となった『イコライザー2』を今夜は紹介。監督は引き続きアントワーン・フークア。オリジナルの元DIA(国防情報局)って設定は，吹替や字幕では前作同様に元CIA(中央情報局)になっている。まぁ所管の違いこそあれ，どちらもアメリカの諜報機関には変わりないし，細かく気にしなくていいってことだろうか。
配車サービス“Lyft”のドライバーをしながら，イコライザー(“仕事”請負人)として，危機に陥っている善良で無力な人たちを，最強のスキルで密かに手助けする元DIAトップエージェントのロバート・マッコール（デンゼル・ワシントン）。一方で，常連客の老人サム（オーソン・ビーン）の姉捜しや，マサチューセッツ州の同じアパートに暮らす不良少年のマイルズ（アシュトン・サンダース）の面倒を見るなど，表面上は穏やかな暮らしを続けていた。
そんなある日，DIA時代の上官で，唯一の理解者でもあるスーザン（メリッサ・レオ）が，ベルギーのブリュッセルでの調査中，滞在先のホテルで何者かに惨殺される事件が起きる。怒りに震えるマッコールは，自ら真相を突き止めようと極秘に捜査を開始。次第に事件の核心へと近づいていく中で，身内であるDIA，しかも自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストであるデイブ（ペドロ・パスカル）が関与していることを突き止めるのだったが…。
アクションものの続編となると，見る者も前作以上を期待していて，それでも普通と評価される。その点では前作を軽く凌ぐアクションと緊張感で，２時間ガッツリ楽しませてくれる秀作。とにかく前作同様，まったくムダなシーンがなく，緩急もありつつテンポよくまとめられている。
さて，公開当時から『3』への期待が高まっていたこのシリーズだが，来年秋の全米公開が発表された。監督は引き続きアントワーン・フークア。また，『オーシャンズ8』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などにも出演していたダコタ・ファニングの共演が発表されている。
ｸﾀ評：★★★★☆
デンゼル・ワシントン作品まとめ◆シリーズ一覧◆
『イコライザー』(2014年)
『イコライザー THE FINAL』(2023年)
もっと『イコライザー2』
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