キャッツ&ドッグス | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Cats & Dogs
監督:ローレンス・ガターマン
キャスト:ジェフ・ゴールドブラム/エリザベス・パーキンス/アレクサンダー・ポロック
配給:ワーナー・ブラザース
公開:2001年10月
時間:87分




犬がペットとなったのは1万5000年前頃。犬は人に慣れやすく,狩猟の際に獲物を追補するために家畜化したと考えられている。人間と犬がともに埋葬された最古の遺跡はイスラエルで発掘された1万2000年前のもの。日本でも縄文早期には家畜化されていた痕跡がある。一方,猫はというと,起源前4000年頃とされる。保管している穀物をネズミに食い荒らされて困った人間が猫を飼うようになった。

そんな,“犬派vs猫派”,“犬似vs猫似”などやたらと比較され,有史以来,No.1ペットとしての地位を争う犬と猫だが,人間の知らないところでは,実は世界征服を企む猫と,それを阻止しようとする犬との壮絶な闘いが繰り広げられていた,という奇想天外な設定をVFXをふんだんに使用して,可愛らしくもサスペンスフルに描いたSF・スパイアクション・コメディ『キャッツ&ドッグス』シリーズを2夜連続で紹介。第1作目は実写デジタル3D作品として2001年に公開された。

閑静な住宅地に暮らすブロディー教授(ジェフ・ゴールドブラム)の愛犬が何者かによって誘拐されてしまう。このブロディー教授は人間の犬アレルギーを治す画期的な新薬を開発中。このことに危機感を抱いた世界征服の野望を抱く猫族のリーダー,Mr.ティンクルズ(ショーン・ヘイズミスター)は新薬を奪い,それを突破口に永年の野望実現を目論むのだった。これ知った犬族の諜報局員たちはブロディ家に優秀なエージェント犬を送り込もうと画策するのだが,手違いから何も知らないポケット・ビーグル犬のルー(トビー・マグワイア)が教授のペットとなってしまう。

犬族は仕方なくルーに任務を遂行させるため,トップ・エージェント犬ブッチ(アレック・ボールドウィン),コンピュータの達犬ピーク(ジョー・パントリアーノ),諜報犬のサム(マイケル・クラーク・ダンカン),謎めいたホームレスの雌犬アイヴィー(スーザン・サランドン)がサポート。一方,猫族も様々な刺客を送り込み,壮絶な死闘が始まるのだったが…。

呆れるほどにコテコテだが,犬たちの可愛さですべて許せてしまう“肉球インポッシブル”。言葉を喋る犬も猫に違和感を感じさせないほど,とんでもな秘密道具やスピーディな展開でたたみかけて楽しませてくれる。


映画クタ評:★★★★


右矢印ジェフ・ゴールドブラム作品まとめ

右矢印アレック・ボールドウィン作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

キャッツ&ドッグス/地球最大の肉球大戦争』(2010年)