金色~spring~君との今を書き留める小説より甘美な季節を想ひの儘に書き留める早春の雨が窓を曇らせその姿滲ませてもなほ言葉は溢れ詩篇を成す金色の泡が次々と湧く全裸でふたりは戲れる還らぬ時を抱き締める夢幻より萌立つ現實を想ひの限り抱き締める最後の戀が倫を外れてこの胸切られてもなほ只管に熱く先行き望む金色の泡が延々と殘る全身でふたりは繋がる