食花~edible flower~此れが最後の花だとは思へぬ色に染まりつゝ今こそ盛りと君が舞ふ導かれるが運命ならば溶けゆくのもまた定め其の先に何が在るのか夢想しながら花を食む如月の特別が刻まれる此れが最後の花ならと想ひの限り愛しみつゝ匿せぬ老いに身が軋む溺ほれぬが運命ならば衰へゆくのもまた定め其の先に何が映るのか夢想しながら花を食む如月の特別が記される『朝雲慕雨』