寒曉~fever~朝日に映る躰の線が搖れながらまた深く激しく繋がってゆく曇った硝子が現實とこの片時を隔絶する離さずに居られたら願望は肌に食ひ込む巡るのは運命と假説もしも逢へなければもしも早かったなら熱病が加速を續ける不治の儘で構はない部屋に響く甘い聲が震へながらまた高く妖しく極まってゆく殘った昨夜が沈醉とこの片時を融合する愛さずに居られない欲望を奧へ注ぎ込む貪るのは吐息と季節もっと奪はなければもっと若かったなら熱病が制御を忘れる不治の儘で果てたい『朝雲慕雨』