トランスフォーマー/ロストエイジ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Transformers: Age of Extinction
監督:マイケル・ベイ
キャスト:マーク・ウォールバーグ/ニコラ・ベルツ/スタンリー・トゥッチ
配給:パラマウント映画
公開:2014年8月
時間:165分




マイケル・ベイ監督,スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮による大ヒットSFアクション『トランスフォーマー』のシリーズ第4作。でも,サムもシモンズもレノックスも出ないトランスフォーマーが何か哀しくて…観るかどうか随分と迷ってしまった。

人類の存亡をかけ,メガトロンとセンチネル・プライムの野望を打ち砕いたシカゴでの戦いから4年後。オプティマス・プライムらオートボット達は,トランスフォーマーを厳しく取り締まろうとする政府の手から逃れていた。ひとり娘のテッサ(ニコラ・ペルツ)と暮らす廃品工場のオーナーで発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)はある日,古いトラックを安価で手に入れるが,そのトラックこそ,車に変形して身を隠していたオプティマス・プライムだった。その頃,人類滅亡を目論む新たなディセプティコンが地球に襲来。恐竜からトランスフォームする謎の第三勢力ダイナボットも現れ,新たな戦いが巻き起こる…。

感想を一言にすると,ハナシをデカくし過ぎてとっ散らかってる感じ。本来ならその隙間を上手く繋ぐ役割の人類側のキャラが,前3作と較べると弱くて頼りない。いっそ,クマのぬいぐるみ型のオートボットでも出てくれれば,ハチャメチャだけどアクセントにはなったのに…。

「中国企業のロゴや商品にうんざり」って感想も多数目にしたけど,そんなん前作の『ダークサイド・ムーン』(2011年・パラマウント)からスゴかったし,今のハリウッド大作の多くがチャイナマネーに頼ってることは,映画ファンには周知の事実。後半の舞台を中国にした辺り,むしろ潔くさえ思える。結果,世界興収(約1000億円)の3分の1を中国で稼いだらしいし…。

ファンの間ではラストシーンでのオプティマスの自力飛行についても物議を醸していたが,だったら右腕はいつ治ったの? オートボットのバージョンアップはいつの間に? なのにバンブルビーの音声機能はいつまでも治せないの?…という疑問も湧く。シリーズを支えているファンを納得させる,ほんの1言の台詞でも,匂わせる1シーンでもあれば嬉しかったのにな。

あと,オリジナルの青色オートボットのドリフトの声は渡辺謙だったりする(日本語吹き替えは水内清光)。


映画クタ評:★★★★


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