ISCD 2019 シンガポール 後編 | MODCで働く院長のブログ

ISCD 2019 シンガポール 後編

さて、最近は海外研修の懇親の場で羽目を外す事も無くなり(当たり前ですが…笑)、しっかりと金曜、土曜の2日間のISCD学会を迎えました。


改めてになりますが、このISCDは本部がドイツのベルリンにあり、学会の目的は、世界中でセレックの正しいコンセプトや治療手技をレクチャーする歯科医師を育成することになっています。


研修は結構ハードスケジュールになっていまして、朝の8時から夕方17時くらいまで、昼のランチタイムと数回のコーヒーブレイクを挟む以外はびっしりとセレックマシンの事、治療に関する事、また、レクチャーをする場合の心理学的な事からプレゼンにおける動画の効果、SNSに絡めた事まで本当にかなりの内容で、最後に総括として20問の選択問題で6割以上を取ると晴れて国際セレックトレーナーとしてのライセンスが取得、更新となります。


そんなことで、今回はこの夏に新型CERECがリリースされたばかりな事もあったり、今まで静止画を中心にされていたレクチャーが動画中心になったり、今まで以上に講師陣がパワーアップされていたりと、かなり収穫ある研修となりました。その中でも、昔からの世界的なセレックドクターであるDr.ライスの講義で、これからのセレックは治療に使うのがメインではなく、患者の治療の過程を記録することなどに使うことが非常に重要なコンセプトとなると話していたのがとても印象的でした。
上のこのソフトウェアは、数年前に確かドイツのシロナ本社に研修に行った際もレクチャーに入っていたものですが、やはりそういう時代に入ってきたなぁと。。。これには私もとても共感していて、このソフトウェアは日本では今のところ使えないので無理ですが、MODCでも出来れば来年くらいからは来院患者の方々の口腔内データは全て取らせて頂き、診療に活用したいと既にスタッフのトレー二ングもスタートしていますので、今後に期待して頂きたいなぁと思っています。


で、かなりキツい2日間ではありましたが…
HCC創設時からご指導頂いている、日本臨床歯科CAD/CAM学会理事の武末、佐々木両先生方と共に無事終了。


北海道メンバー5名も、研修、認定試験を全てパスして見事にライセンスを取得、更新しました!


右は先程お話した、とても興味深いレクチャーをして頂いた、世界的なセレックドクターの一人であるDr.ライス、左はこうした海外研修ではいつもお世話になっている、日本臨床歯科CAD/CAM学会会長で、日本のセレックのトップランナーである草間先生。
このお二人に囲まれてのサティフィケート授与は、マジかなり嬉しいです😆


そんなこんなの今回のISCD 2019  シンガポール研修記はこれにて終了です。
2011年にセレックをクリニックの診療に取り入れてこの11月で9年目、2013年に香港のISCDでトレーナーになって7年目、HCCを創設してもうちょいで4年目を迎えて、多くのご指導頂ける先生方との出会いもあり、そして身近な北海道で後輩達もどんどん成長し、もはやどんどん追い越されていっていますがそれはとても嬉しい限りです😊

MODCでも、おそらく3000ケース以上のCEREC症例は積み重ねてきていますし、当院のコンセプトには無くてはならない存在のCERECではありますが、これからも出来るだけ長く付き合って行きたいなぁと思っています!