RayflowerTOUR 2022-2023Spring Sprout2022.4.13@umeda TRAD
Rayflowerのライブに行ってきました。
3ヶ所でもツアーを組めるのは
嬉しいこと。
昨日なら出逢えなかった人に
今日は出逢えるから。
マスク着用、入場時の検温、
アルコール消毒が課せられ、
声援を禁じられていても、
笑っちゃいけないとかはなくて
よかったよ。
ウケすぎる・・・
「Rayflower TOUR 2022
Spring Sprout
略して」
「スプスプー!」
今日も
ツアー恒例のタイトルコールに
透かさず入るYUKIさん。
関西圏は、東京ほど
ライブやイベントの開催数は
多くなさそうで、
実績がない分不安が募るのか
遠慮がちな印象を受けた。
久しぶりだからかな。
フロア後方で見てたのもあるのかな。
大阪公演は2年半ぶり。
2019.11.26 (Tue)
Rayflower TOUR 2019 ~One Side & One Side~
@UMEDA CLUB QUATTRO 以来
遠慮なく朗らかに盛り上がる土地柄。
だけどこの日はコロナ感染拡大に留意して、
気持ちを抑えているのが見えた気がした。
バンドと周囲の人たちへの
配慮を保てていると感じた。
名古屋は関東との人の流れが
かなり増えていて、
日常におけるさまざまな規制も
緩和傾向にあった。
その情勢に慣れてきている
印象があって。
わたしの整理番号は200番台で、
フロアに着いた時すでに
ステージは見えなかった。
会場が指定した立ち位置に
✖印がつけられ、
それぞれがその上に立っているらしい。
半数以上が埋まるフロアで
残された✖印に立つ。
これは確実に見えない。
と諦めていると、
自分より後に来た人たちが
前方の空いている✖印を見つけては
そこに収まっていくのを見てしまい、
羨ましく思った。
空いてたんだね
ステージから遠い日は音に集中できる。
パーソナルスペースが保てることも
ありがたい。
おそらく本日のキャパは50%。
でもやっぱり顔が見たいなぁ。
人垣の間からちらちらと
メンバーの頭だけが見える。
前後がずれるように
交互に✖印は付けられていたけど、
あまり意味はなかった。
開演しメンバーの立ち位置がわかると
それぞれがいい角度を見つけるので、
中盤になる頃には
誰かしらは見えるように
なっていくのだけどね・・・。
いくつかの短いMCを経て
隙間から垣間見えるメンバーの顔。
今日は後ろだから、
裏拍で乗っちゃっても大丈夫
田澤くんもコロナ禍の
ライブを体験していた。
聖飢魔Ⅱのミサに参加し、
そこでオーディエンスとなって
ステージを見たことで、
今日はみんなの拍手が
違って聴こえたと言っていた。
拍手にみんなの気持ちが
入っていることは
理屈としてはわかっていたけど、
もっとよくわかるようになったって。
わたしたちと同じように
ファンとして
声援の代わりに拍手を送り続けた。
その時の気持ちが思い出されたのか、
深い聖飢魔Ⅱ愛を展開していった
田澤くんはエース清水長官が
好きだったんだって。
長官は聖飢魔Ⅱを脱退されるのだけれど、
コロナ禍を経て再び集結したと。
限定的にだけど、とても感動されたようだ。
その紆余曲折を絡めた経緯を語られた。
めっちゃ好きやな
聖飢魔Ⅱがどれだけ好きかを
花キューに語る田澤くんに
少し驚いたけど、
自分たちと何ら変わりのない
一人の人なんだと思った。
コロナ禍を経験しなければ、
彼のこんな一面を垣間見ることも
なかったのかもしれない。
聖飢魔Ⅱのミサは、
演奏だけでなくMCでも十二分に
楽しませてもらえるものらしい。
「だから自分もそういうライブを
したいと思っている」
と言っていた。
きっとそんな意図もあって
『メンバー全員が喋るのコーナー』は
存在し続けたんだなぁ。
初めて見た時は
それぞれのファンへの
気遣いのようにも見えたけど、
わたしはこのコーナーが
楽しみで楽しみで仕方がなかったので
続けてくれて嬉しい。
1曲1曲に思い入れがあって、
懐かしい気持ちで聴いている。
声を出すことができなくても
楽しんでいることは伝わっている。
その事実がすごく
自分を安心させてくれていた。
声を出せないのは苦痛じゃないけど、
そろそろ折り畳みはしたいかな・・・
ファイナルで実施されると思われた
都さんへのサプライズは、
早くもこの日に行われた。
サプライズ会議の模様
曲中に
フロントの3人がいなくなる
がら空きのステージ。
と思ってドラムセットの方を見る。
Sakuraさんは一人残って
ドラムを叩いていた。
あとは頼んだ
状況を察知すると、
素早くショルキーに持ち変えて
センターのお立ち台に立つ都さん。
今日と思ってなかったから、
オーディエンスもびっくり。
お互いびっくりしながら
フロアを煽りまくる都さんと、
腕を上げて
登壇(いや降臨?)を迎える
花キューだった。
油断した…
中盤を越えて一段落着くと、
北川さんは今日も
田澤くんのマイクケーブルの
ねじれを直しに
ステージに登場した。
北川さんは本番中でも
こそこそする様子はなく颯爽と現れる。
その隣に立って
北川さんをフルネームで紹介し、
作業する様子を実況中継のように
伝えてくれる田澤くん。
マイクケーブルは
くるくると解かれていった。
ひと手間かかるところもあるけど、
有線マイクはとにかく音質がよく
タイムラグもほとんどないそうで、
音へのこだわりがうかがえる。
そんな風景を見守る間に、
ある疑問が生じていた。
「みんなどっち向きで回る?
回るとき左?」
田澤くんは左のよう。
弦楽器のお二人も、
ネックを軸にして回るから左と。
でもYUKIさんは、ワイヤレスの時も
ワイヤードの時もあるから、
ケーブルがある時はねじらないように
交互に回ると言っていた。
都さんもショルキーを持つ時は
それが軸になるから左。
Sakuraさんは、
以前MV撮影の時に回転させられたけど
採用されなかったお話で参加される。
ケーブルがリセットされたら
あとはひたすら盛り上がるだけ。
『サンデードライバー』は
振り付けが楽しくて、
後ろで見てても楽しい曲。
フロアを見るメンバーの顔も
いつも楽しそう。
手のひらを上下に動かすだけで
とてもわちゃわちゃできる。
盛り上がるほどに終演は近づき、
本編を終えたメンバーは袖に消えた。
暗転したままのステージに
アンコールを求める手拍子が響く。
アンコールは静かに登場。
喋る人がいない
田澤くんはどうしたんだろう
と思って見ていると、
Sakuraさんが
スティックケースから
タクトを取り出した。
これは、広島でドラマー6人による
ドラムイベントを開催した時に
Sakuraさんが使用されたものとのこと。
複数のドラマーを相手に
指揮をされたそう。
その日から
ずっと入れたままだったって。
【ドラム楽曲】という、
ドラムだけで成立する曲を
手掛けているSakuraさん。
Sakuraさんはドラムの音に
音階を意識していて、
使用している7つのタムは
すべてチューニングされている。
それぞれの太鼓が
音階を持っているなら、
曲が生まれるのは当然とのこと。
Sakuraさんは3人兄弟の末っ子で、
幼少時は相当可愛かったようだ。
「俺、人たらしだからさ」
と言って、
懐かしそうに話し始めた。
小学校時代、女性の音楽の先生に
気に入られていたので、
鼓笛隊の先頭に立って
バトンを上下に振って歩く役に
抜擢された思い出を語る。
そしてタクトを持って
ステージ中央へ歩み出ると、
凄腕ドラマー達を指揮した腕前で
花キューと遊ぶSakuraさん。
花キューは拍手で応じる。
タクトを持つ手は強弱をつけたり
速度を変えたりしながら動き、
わたしたちの拍手に抑揚を求める。
タクトの行方とSakuraさんの表情を
見ながら掌を打ち続け、
終わりはお馴染みの
『チャン・チャンチャンチャン』
のリズムで締める
sakuraさんは宙に三角形を描き、
最後の一振りを天へ上げた。
大阪の皆さん、こういう時の空気を
察するのすごく上手なんだ。
この一体感が楽しい。
あまりにきれいに揃うので
他のメンバーにもタクトが渡る。
YUKIさんが振ると、
これまたきれいに決まった。
「すごいなみんな。やっぱり
ライブによく行ってるから、
リズム感とかいいのかな」
オーディエンスの反応のよさに
感心しているYUKIさん。
「これ、めっちゃ楽しい!」
続いて都さんが振っていると
田澤くんが帰ってくる。
?なんかやってる・・・
待ち人は来たけれど
順番を待っていたIKUOさんとも
遊ばせてくれる。
都さんからタクトを受け取ると、
「僕、吹奏楽部の部長だったんです」
そう言って背筋を伸ばし、
一呼吸置いてフロアを一瞥してから
タクトを振ったIKUOさんは
なんだか神々しかった。
だけど着地に失敗。
優雅でクラシカルな雰囲気に押された
花キュー
庶民派はタモリさんっぽく
攻めてほしかったかもしれない・・・
『笑っていいとも!』で育った世代も
多数いそうですし
Sakuraさんの
急遽の思い付きだけど、
レアな体験で面白かった。
メンバー一人ひとりと拍手で
遊ぶことなんてきっともうない。
コロナ禍ならではの交流だった。
Rayflowerのメンバーは
ライブ=喋らされるという鍛錬が
功を奏していて
トラブル時の対応もスマートだ。
誰かしらに話せる心の準備があって、
それに全員が乗りこんでくれた。
これならオーディエンスに
楽しんでもらえるだろう
という確信があった。
たくさんライブをしていれば、
数々のトラブルにも遭遇するけれど、
彼らはいつも
それすらも楽しんでいたっけ。
『紅』とか ・・・
遅れて登場した田澤くんは、
何やらトラブルに見舞われていたそう。
見たところ
体調は大丈夫みたい??
イヤモニをどこかに
落としてしまったのだっけ?
「ゼウスが邪魔を…」
聖飢魔Ⅱのミサでは
トラブルに遭遇することを
「神の妨害」
彼らは悪魔だからだって。
覚えておこう。
アンコールではツアーTシャツに
着替えて登場するメンバー。
YUKIさんのTシャツの施された
装飾仕様のダメージが、
昨日よりも明らかに
増えていたことに触れる
Sakuraさん。
「それは今何%の仕上がり?」
「30%」
(それでまだ30%なの?)
(いやもっといってるでしょう)
と心の中で突っ込んだ花キュー多数
「そのままいったら
布がなくなるんちゃう」
「タカノリか・・・」
布面積を縮小していくYUKIさんと
とある身近な人物が重なった様子で、
手を右から左へ動かして、
T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』の
衣装の帯状のラインを
オーディエンスにジェスチャーする
IKUOさん。
こういう衣装です
公式ホットリミットスーツのパッケージ
商品化されており購入可能
それに気付いたYUKIさん。
「大きい扇風機を
用意してもらわないとね」
こういう事態です
肌を露出するYUKIさんを
いまいちイメージできない
花キューだった。
「最後に大きめのエネルギーの交換」
そう言って始めた曲は
『U-TOPIA』。
最後の曲を終えると
楽器から離れたメンバーは
ステージに一列に並んだ。
その中央後方でマイクを構えていた
田澤くんだったけど、
「大阪ー!」と呼びかけた後の
言葉に詰まる。
言おうとしたのをやめて、
「また来るわ」とだけ言った。
きっとその内容を
わたしたちはすでに
受け取っているのだった。
キタガワ@pedal_kk
Rayflower、梅田TRADでした。ツアーセミファイナル。2本目だけど。 良いセミファイナルだったと思います。ファイナルの東京も良いライブになるでしょう。お楽しみに! そして最近、ステージ上から名指しで呼ばれる事が多い気がしま… https://t.co/LURu7HdlMK
2022年04月13日 23:37
この日の北川さん
推しトークあり
サプライズあり
タクトで拍手あり
Tシャツのダメージ増量ありの
盛りだくさんの楽しい時間と
素晴らしいステージを
ありがとうございました
ツアーファイナルに続く。