こんにちは。ケイコです。

 

 

私が行うカウンセリングの中でも、許し、赦しはとても重要なテーマとなることが多いです。

 

 

例えば、今まで憎しみすら感じていた親に対して、それまであった出来事の意味を捉えなおし、心からゆるす気持ちが芽生える瞬間は、本当に感動的です。

 

 

でも、でもね。

 

 

時には、許さないと言う選択が必要な時もあるように思うのです。

 

 

 

私自身が幼少期に体験した、おぞましい体験。

 

 

私はこの時のトラウマを克服する過程で、その時私を傷つけた相手をゆるさないことに決めました。

 

 

でも、ゆるさないからと言って、恨みや、憎しみや復讐心等が残っているわけではないのです。

 

 

そもそも相手をゆるしてしまい、自分を大切にせず、嫌なことを嫌と感じないようにしてきてしまったことが問題だったと今はとてもよくわかります。

 

 

しかも、嫌なことを嫌と言わず、平気な顔をしてしまった自分を許すことが出来ず、幼いながらに、「私は幸せは似合わない」と当時強く思い込んでしまったことを、大人になってからもずっと引きずっていました。

 

 

相手をゆるすこと、自分をゆるすこと、それは本当に大切なことです。

 

 

でも、恨みや憎しみを手放したあとに残る、自分を傷つける相手は許さないと言う凛とした態度は、自分を大切にする、自分を愛するために必要な強さでもあると思うのです。

 

 

 

ゆるすことで、前に進めることもあるけれど、ゆるさないことを選択することで、前に進めることもある。

 

 

もしも、暴力や虐待等、ゆるしてはいけないようなことをする相手が自分の親や恋人だったとしたら、本当にそれは辛く悲しいことです。

 

 

でも、自分を傷つける相手を許さないと言う態度は、もしかしたら、さらなる悲しみを生まないための、一つの大きな愛の形であるかもしれないと思うのです。

 

 


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