(67) カゴメ唄の暗号を解く[5]

出雲大社に「鷲」が隠されていることがわかりましたが
籠神社に「鷲」は隠されているのでしょうか?

隠されていました。それも天空に。

今年の伝統的七夕は8月4日だそうです。つまり、今日です。

 ■スター・ウィーク、伝統的七夕(2022年8月) | 国立天文台(NAOJ)
 今年はスター・ウィーク期間中の伝統的七夕
 
 太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の7月7日にちなんだ、かつての七夕(たなばた)の頃を、
 国立天文台では「伝統的七夕」と呼んでいます。
 みなさんが星空に触れるきっかけを提供するために、

 2001年から広くお知らせしています。

 月の満ち欠け(朔望)を基準としていた太陰太陽暦に基づく伝統的七夕の日付は、
 現在使われている暦では毎年変わります。
 2022年はスター・ウィーク期間中の8月4日にあたります。
 ちなみに、スター・ウィーク期間に伝統的七夕の日を迎えるのは2019年(8月7日)

 以来で、次は2030年(8月5日)です。

伝統的七夕

国立天文台の伝統的七夕の図では夏の大三角形が表示されていますが、
これに似ているものがあります。

それは籠神社、浦嶋神社、老人嶋神社の配置です。


神社間の距離と星間の距離を測って較べてみましたが、
完全な相似形というわけではありませんでした。

しかし、丹後半島と冠島の間の海を天の川と見立てた場合、
相対的な位置関係は同じになっています。

完全な相似形にしようとすると浦嶋神社を海の中に配置しなければならないから
完全な相似形にはできなかったのだと思われます。

浦嶋神社、老人嶋神社、籠神社は夏の大三角形を構成する三つの星
デネブ、ベガ、アルタイルを意識して配置されているのだと思われます。

なぜなら、京都府宮津市におけるはくちょう座のデネブの和名が
「あまのがわぼし」だからです。

 ■デネブ - Wikipedia (2022年7月30日 取得)
 デネブ(Deneb) は、はくちょう座α星、はくちょう座で最も明るい恒星で

 全天21の1等星の1つ。
 こと座のベガ、わし座のアルタイルとともに、夏の大三角を形成している。

 夏を代表する恒星の1つ。

 日本での名称
 天の川の中に見える星であることから、岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲や

 京都府宮津市の天橋立などであまのがわぼしという和名が伝わっている。


つまり、次のような対応関係が成り立ちます。

  デネブ───あまのがわぼし─スサノオ──浦嶋神社

  ベガ────織姫星─────市杵島姫──老人嶋神社

  アルタイル─彦星──────彦火明───籠神社

さて、日本名の彦星に当るアルタイルはわし座にあり、
アルタイル自体もアラビア語で「飛翔する鷲」の意味です。

 ■アルタイル - Wikipedia (2022年7月30日 取得)
 アルタイル(英: Altair)もしくはわし座α星(英語: Alpha Aquilae)は、
 わし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。
 太陽系の近傍にある星間雲Gクラウド(英語版)の近くに位置している。
 見かけの明るさが0.76等級のA型主系列星で、
 七夕の彦星(ひこぼし、牽牛星(けんぎゅうせい)とも)としてよく知られている。
 こと座のベガ、はくちょう座のデネブとともに、夏の大三角を形成している。

 名称
 固有名のアルタイルは、アラビア語で「飛翔する鷲」の意味である

 日本での名称
 和名類聚抄には「比古保之(ひこぼし)」の名と共に
 「以奴加比保之(いぬかいぼし)」の名前が伝えられている。
 これは、β星、γ星を両脇に従えた様子を、犬を引き連れている姿に

 

 

 見立てたものと考えられている。
 福岡市で「いんかいぼし」、枕崎市で「いんこどん」、宇土市で「いぬひきどん」

 「いぬひきほしサン」など、九州地方の各地で同様の呼び名が残っていた。

以上で籠神社に隠されている鳥が「」であることがわかりました。