まだ独身で、実家に住んでいた頃（20年以上前）
迷子のシェルティーを保護したことがありました。
母曰く、肉球が真っ赤になっていて可哀想だったから連れて帰った、と。
首輪はしていたけど、特に飼い主さんの情報はなく…
でも、かなり人懐っこかったので迷子だろうと思った。
この子が、本当にいい子だったんです。
なぜか、家の中に入るよう促しても玄関から先には上がろうとしなかったシェルティー
きっと、そう躾けられているんだろう。
ご飯の時も、目の前に置いても食べず「食べていいんよ」と言うと、やっと食べてくれるといった感じ。
おしっこ、うんちは家ではせず、外でする。
来客があったら、1回だけ「うぉん！」と吠え、番犬にもなってくれた。
おすわり、伏せなどもしてくれた。
どこを触っても怒らない、温厚な子で。
とにかく、とてもいい子でした。
もし、飼い主さんが見つからなかったらうちで飼いたいくらい…
私だけじゃなく、家族全員そう思っていました。
飼い主さんが見つかってほしい気持ちと、見つかってほしくない気持ちがごちゃ混ぜ。
でも、飼い主さんが探してるはずだから、と肉球の赤みがひいてからシェルティーを連れ散歩がてらウロウロ…
すると、即見つかるんですよ。
「シェルですか？」と…
散歩に行っていたのは母だったんだけど、最初何を言われたのかわからず混乱したみたい。
（ガソリンスタンドですか？って聞き返したみたいだしｗ）
ちゃんと話を聞くと、写真を見せてくれてそのシェルティーの飼い主さんだと判明
（シェルは名前だったみたい）
そして、無事引き渡すことができました。
何気に、飼う気満々だったので正直がっかりしたけど
やっぱり家族の元に戻るのが一番だもんね。
飼い主さんも、きっと必死で探していたんだろうし。
現に、何度もお礼を言われたみたい。
ちなみに、保護してから引き渡すまで、大体1週間くらいでした。
これをきっかけに、本格的にわんちゃんを迎え入れることになったんじゃないかな？
かなり昔の話なので、うろ覚えなんだけどあのシェルティーのことは今でも覚えてます。
・・・・・
今はもう見なくなったけど
私が子どもの頃は、本当迷子犬や野良犬が多かったです。
玄関を開けたら、知らない犬がいたなんてこともありました。
野良犬が群れて、道路をウロウロしていたこともあったな…
子どもの頃は、それがおかしいこととも思わず。
あー野良犬だーなんて、触りに行ったこともありました。危険よー
保健所と聞くと、殺処分ってイメージしかなかったし。
保護犬や保護猫なんてワードすらなかった。
それを考えると、今ってすごいな。
