こんにちは♪今野華都子です。
先日行った南インドでのアーユルヴェーダ体験を記しています。
アーユルヴェーダの本場南インドにて体験記④
【相手を言い訳させるほど責めない】
南インドで思うことは誰も忙(せわ)しくないことです。
よくインド人は時間にルーズだとか、しつこいとか言われる事があります。
まさにそんな場面に出くわします。
クリニックに行く時も日本人は5分前には着いて少し待つぐらいに行きます。でもクリニックが開いいない時もあります、開始の時間にセラピストがこないのです。待合室でいても何の説明もありません。そして30分遅れようと何事もなかったように始まります。
日本人は時間を守ることに慣れているので、遅れて待たせたりすれば「申し訳ありません」とすごく恐縮しますが、インド人はさらりとしてしています。
このツアーをコーデネィトして南インドに住んでいた方がこう教えてくれました。
彼等は目の前の事実をそのまま受け入れて生きている。事実とはセラピストがまだきてない、だから始まらない、来たらはじまる。
ただそれだけ。
そこでなぜ遅れているのかなど理由を問い詰めても、目の前の来れていない、遅れている事実が変わる訳ではない。
そして来たらはじまる。
そこでイライラしたら怒ったりしないのは、「彼等はもうすでに悪いとおもっている」と思っているのだそうです。
確かに私たちも子供が熱を出した、電車の事故で遅れる、はたまた寝坊したなど、いろんな場合がありますが理由を知りたいしその理由によっては「ありえん」など憤慨する時もあります。
どんな理由であれ「来れていない」これが事実です。
この事実だけを受け入れてあれから詮索せず、イラつかず今を穏やかにすごす。
相手を言い訳させるほど責めない
これは「自分の心を穏やかに守る」インド人の方法なのだそうです。
日本にも「中今」という、今ここを生きるという考え方がありますがそれと共通しているとおもいます。
そしてもう一つ、今を生きていることを体験しました。
インド人はしつこいと言われます。同じ店で何回も何回も同じものを勧められます。「いらない」というと笑顔で引き下がりますが、もし買っても3分後には忘れたかのように勧めます。そして一度買えば勧めないかと思うと決してそんな事は有りません。
それは先程と同じ「今を生きているので」さっきは要らなかっただけ。「今は必要」かもというだけです。先程は断られた、先程も買ったはもう過去の事。
「今」必要なのかもしれないのです。
心穏やかに「今」を生きる智恵を学びました。
ありがとうございました💕🙏
では、今日は京都古事記塾です。よろしくお願い致します。