わぁ〜い!

花びらが透き通った〈サンカヨウ〉を利尻島で見つけちゃいました!


ーーーーここからーーーー

サンカヨウの最大の特徴は、雨に濡れると、それまで白かった花びらが透明になること。ただ、花びらが透明になった状態のサンカヨウを見るためには、いくつもの自然条件が重ならないと、なかなか出合うことができないようです。

まず、透明になるまでには、かなり長い時間、雨に濡れていなければならないこと。開花の時期と梅雨がちょうど重なれば、透明な花びらを見ることができるかもしれませんが、雨の少ない時期に開花を迎える地域では、ちょっと難しいかもしれません。

次に、サンカヨウの花が開いている期間がとても短いこと。咲いてから散るまでは1週間ほどしかありません。この1週間の間に雨が降らないと、透明にはなってくれません。

さらに、衝撃にとても弱いこと。少しの衝撃でもすぐに花びらが落ちてしまうので、花びらが落ちずに全部そろっている状態の期間がとても短いのです。そこに、激しいどしゃ降りの雨の滴がバチバチと当たってしまったら、せっかく透明になった花びらもすぐに落ちてしまうかもしれません。

このように、雨の時期と開花の時期が重なること、衝撃が加わらないことなど、透明な花びらがすべてそろった状態のサンカヨウに出合うには、いくつもの条件が必須となり、そのチャンスをつかむのはなかなか難しいといえそうです。

ーーーーここまでーーーー


https://tenki.jp/suppl/romisan/2021/06/10/30433.html