こんにちは〜今野華都子です。
いつも訪問ありがとうございます。
私は、三重県松阪市と伊勢市の間の多気郡明和町にある「やまとごころ道場・華雅庵」にいます。
道場の管理人の伊藤さんは、みんなに「お母さん」と呼ばれています。
お母さんは大きな旅館の女将だったので、料理やおもてなしの設えなど、何でも造詣が深いスーパーウーマンです。
最近どうも元気がないと思ったら身体が痛いとのこと。リューマチだと分かったのか3か月前ぐらい前です。
それまでどれだけ痛みを我慢していたかわかりません。
お母さんは骨太で、手足も大きくとても立派な体格をしています。
私と同じ身長なのに手の大きさは、一回り以上お母さんのほうがが大きいです。
上がお母さんで、下が私の手です。
肉の厚みや骨の太さまで、大人と子供のようで比べ物になりません。
この手であらゆることを、人なみ以上にこなして生きてきたのです。
働き者のお母さんはひとときもじっとしていない、すぐ仕事を見つけて片付けていきます。
きっとこれまでも全てを引き受けて綺麗にこなしてきたのだとおもいます。
良く頑張ったね〜。
お母さんありがとう。
お母さんは時々差し込むように痛い時があり、顔が真っ青になってしまいます。
痛みを止めるお薬は強くて、飲むとしばらく「ゼイゼイ」と肩で息をしています。
どうぞお薬がやめられて体力が戻りますように🙏
私はお者様ではないので出来る事は限られています。お母さんの自分で治す力を信じて食事を作りマッサージをします。
朝食は採れたてフルーツいっぱい
お母さんは毎食、食事日記をつけています。
食後は毎日、背中と腕と手をマッサージさせてもらいます。
お母さんは腰が畳まれて、背中が丸くなってしまいシャンと伸ばす事が出来ません。
全ての肉が落ちて、背骨が飛び出ているのがダウンジャケットの上からでも分かります。
背骨の両側から神経が出ているので、ゆっくり優しくマッサージします。
マッサージ中お母さんの手をさすると、手首から先が異常に冷たいのです。
手の甲、五本の指、手のひらにもまるで血が通っていないのかと思うほど冷えているのです。
こんな時はストーブでもホッカイロでも温まりません。
人は人の温もりが温めるのが一番温まるのです。
お母さんの冷たい手を、私の手のひらで挟んで過ごします。
目を瞑って楽しい話をしながら体温を直に移してあげるのです。
お母さんは自分が辛かった話はしません。
お母さんは自分が頑張った話もしません。
ただ「そんな時代だった」とそれだけです
人を温める。
どんなものより人の温もりが究極ののカイロです。
手から戻る温かい血液が巡り、背中も下半身にも熱がじんわり伝わり、いつのまにか全身ポカポカになっていました。
目の前の人に愛を注ぐ。
自分がして欲しいように人にする。
その人が持っている究極の力を引き出すとは、
それは難しい技ではなく、自ずと出てくる所作の中にある。
今日も読んでいただきありがとうございました。
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