和歌山古事記塾〜

皆さまのご希望でブラジルでの体験のシェア会となりました。新しい方も多かったので古事記を学ぶ事とリンクしてお話をさせていただきました。

感動や感じたことの学びを共有することは種子を蒔く事に似ています。それは方法や言葉を学んだので無いのです。本質が感動し動き始めたことは時期が来たらその人の内から発芽し始めます。

この度訪問したブラジルの鈴木功さんのFBから



〜〜ここから〜〜
「今野先生から学んだこと」

この投稿は少し長いのですが、心を込めて、書きました。皆様に読んでいただければ、とても嬉しく思います。

今回の訪問で、私にとって一番の収穫は、今野先生に出会い、有言、無言に教えていただいたことでした。

2月25日の朝7時頃にホテルに迎えに行き、そこで始めて今野先生にお目にかかりました。そこから始まりました。私は型どおり挨拶しましたが、先生はご不満らしく「鈴木さん!せっかく会いに来たのに!そんなのつまんない!もっと喜んで!!」こう言われるのです。私は少々吃驚しました。何時もこうした挨拶をしているのですが、そんなことを言われたのは初めてでした。

農場に行く道中、私とご一緒したのは今野先生、星野先達、めぐみさん、河本さんの4人なのですが、様子を見ていると、小さなことにもきゃっきゃ、キャッキャとお祭り騒ぎをします。聞いているとなんでこんなことが面白いかということに、大喜びしているのです。拍手までして大喜びしているのです。今まで見えたお客様とは違うなあーと感じ、ちょっと不思議な気持ちでした。

農場に着くと、昼食をして、あちらこちらと案内しながら、今野先生はじめ、皆様、多くの写真を撮られました。どこでも「鈴木さん!ここ入って!」といわれ、ご一緒するのですが、写真を撮る瞬間、今野先生も星野先達も、私の腰あたりに手を伸ばし、「鈴木さん!笑って!!」と、盛んにコチョコチョとくすぐるのです。これにも面食らいました。そのせいで撮った写真はどれも破顔で写ってしまいました(後で見るとなかなかいいじゃないという感じでしたが、、)。

その日の夜の星野先達の講演会では講演会の前に少し時間があったので、先生と一緒に座ると、先生は過去にあった結婚した頃のつらかった体験をお話くださいました。そして言われました。あの時、私を思いやってくださった仲人様のお心がどれほどありがたかったことか、人の優しさ、愛が心に染みとおったことか、そしてそれに力を得て、つらい日々を乗り越えていったということ。

伊勢で、ホテルの経営に携わった体験もお話くださいました。最初はエステシャンとしてホテルに関わるつもりだったのが、ホテルのオーナーに見込まれ、経営を任されたこと。何もホテル経営などのことは分からず不安もあったけど、最善を尽くしやってみようと決心したこと、やる気のないホテルの従業員たちを前に、自分の人生を輝かせるために、目の前のことに一所懸命、最善を尽くすことの大切さ、給料のために働くんじゃない、今ここにかけ、最善を尽くし、輝いてゆく、自分が輝き、周囲を輝かせ、ホテルを輝かせ、自分の人生を輝かせてゆく、それが貴方の最高の人生に繋がってゆくということを、一人ひとりに伝えていったそうです。その先生の情熱が実り、それまで、何人ものホテル経営のプロが出来なかったホテルの再建がついに達成できたのでした。

そのほかにも、先生は何時も私に寄り添い、素晴らしいお話をたくさん聴かせて頂きました。それらは私の心の深く染みとおり私の魂を激しくゆすぶってくれたようです。

次の日、用事があったので、先生のところには行くことが出来ないかもしれないとあいまいに考えていて、セアザ(私たちの販売所があるブラジリア農産物市場)にいました。用事の合間に私はトイレに行きました。そしてそのトイレで鏡を見ると、暗い顔をした私の姿がそこに写し出されていました。私は「はっと!」しました。そして、少しして、にっこりと笑ってみました。すると、その笑顔はオーラを発し私に語りかけてきたのです(私にそう感じた)。そして、一瞬にして、昨日からの今野先生の言葉やしぐさ、様子が思い出され、全てがつながって、「こういうことだったのか!!!」と一瞬にして何か大きな悟りを得た気持ちになってしまったのです(このときの心のありようを言葉にするのは難しい!)。

私は子供たちと何時も問題を抱えていました。子供たちは母親にはなついて、じゃれあうのに、私には近づいてこないのです。言っても言うことを聞いてくれないのです。何時も叱ってばかりの私でした。鏡を見ながら、「本当に、子供たちはどれほどこの私の表情、厳しい言葉、態度に傷ついていたことだろう。なんとすまないことをしてきたことか」と懺悔の気持ちがふつふつと湧いてきました。トイレを出て外の車で待っていた2人の息子に、私は言いました。「お父さんはお前たちに今まで厳しいことばかり言ってきてすまなかったね。これから少しでもお前たちに好かれるように努力してゆこうと思う。」息子たちは戸惑いながらも笑顔を見せてくれました。

その後私は、今野先生たちがいるホテルに向かいました。今野先生たちはロビーにいましたが、今野先生は私を見ると、少し驚いたように、「鈴木さん!うわー素晴らしい!!その笑顔、最高よ!!」といってくださいました。昨日の正反対です。星野先達も側にいて、「それだ!それだ!!」とうなずいていました。

星野先達は、私と今野先生の会話等を聞いて、「この男はぐちゃぐちゃと頭で考えてばかりで、何もわかっとらん!」と私のことを見透かされていたようです。

私は私に起こった変化を晴れ晴れとした気持ちで、今野先生、星野先達に伝えました。二人とも、大きくうなずいてくださいました。

もちろんこの私に起こった心の変化が、果たして本物か、また、変わってゆくのではないかとの危惧は少しありますが、それを忘れないよう、ノートにまとめ、何時も思い出し、今野先生との邂逅で得たこの学びを(一つの悟りといってよいかも)これからの人生を貫く指針とし、さらにその学びを深めてゆきたいと思っています。

今野先生はFBの投稿やブログの投稿の終わりにはいつも「今日もじぶんからいい日にします」と宣言します。その深遠な意味が、今の私には、分かるような気がします。

先生は、「人生はニコニコ顔で命がけ」という元京都大学総長だった平澤興先生の言葉も披露されて、「そううことなのよ!」と包み込むような笑顔で私を見つめてくださいました。その笑顔は私の心に焼き付いて、一生忘れることはないことでしょう。

ブラジリア空港1時半のフライトの、最後の瞬間まで、先生と共有できた光り輝くダイヤモンドのような時間を、これからの人生の宝物として、これから、益々光り輝く人生を築いてゆくつもりです。

今野先生、そして星野先達はじめ、縁をいただいた皆様方に、心からの感謝を捧げたいと思います。合掌!!

Escrevi o que meu respeitosa "Katsuko  Konno" me ensinou.
〜〜ここまで〜〜







「きっと春に土を蹴破り芽がでる」そう思って帰りました。目がキラキラしていました。それを見ただけでも私も刺激をうけ頑張ろうって思いました。
今日もありがとうございました。
感謝🙏