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宇治橋写真は泊正徳さん


日本は、古代、 数を数える時に、 「ひ、 ふ、 み、 よ、 いつ、 む、 や、」 と数えていました。

 
 ひとつ ふたつ みっつ よっつ いっつ
 むっつ ななつ やっつ ここのつ とお
(そ)
または、「つ」を省略して、
 ひー  ふー  みー  よー  いー
 むー  なー  やー   こー とー
と数えました。

とお 以上 は、

   10  とお

   11  とお あまり ひとつ 

   12  とお あまり ふたつ 

   ↓ 

   19  とお あまり ここのつ 

   20  はたち 

   21  はたち あまり ひとつ 

   22  はたち あまり ふたつ 

   ↓ 

   29  はたち あまり ここのつ 

   30  みそち 

   31  みそち あまり ひとつ 

   ↓ 

   40  よそち 

   41  よそち あまり ひとつ 

   ↓ 

   99  ここのそぢ あまり ここのつ 

   100  ももち 

   101  ももち あまり ひとつ




20は、はた、または、はたち、

30は、みそ、

40よそ、
50いそ、
60むそ、
70ななそ、
80やそ、
90ここのそ、
100は、もも(ほ)です。


100の単位は「ほ」であり、
200は、ふたほ、・・・

千は、ち、
万は、よろづ、・・・・、



8×10 は、八百万で、やほよろづ(または、やおよろづ)

 今日政府は、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める検討に入ったと発表しました。

天照大神の御孫であられる邇邇藝命が地上に天降られる時に与えた『天壤無窮の神勅』の冒頭は

 「豊葦原の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の國と読みます。




 大和言葉での数え方が、中国との交流の中で文字が入り、すでにあった数え方に対応し、
一、二,三、四、五、六、七、八、九、十、百、千、万
壹、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾、佰、仟、萬
ひ、ふ、み、よ、い、む、な、や、こ、と、も、ち、ろ

ところが、数字には数える機能と計算の機能があり、数字の読み方に漢語が加わり、
 いち、にー、さん、しー、ごー、ろく、しち、はち、くー、じゅう
と読まれるようにもなりました。


戦後は、ひーふー・・とお以上の数え方が出来る人が少なくなって来ました。




山本五十六(いそろく)
  • 連合艦隊司令長官

山口百恵(ももえ)さん

萬(よろず)屋錦之介さん

一二三(ひふみ)さんは今でもよく有るお名前です。

自衛隊の防衛大学校校長の五百旗頭(いおきべ)さん

伊勢神宮の宇治橋が掛かる川は五十鈴川

など、お名前や地名には昔からの読み方がそのまま残っています。

あなたの地方にも和語の読みかたの地名が有るかもしれません、自分から調べてみるのも楽しいと思います。

では、今日も自分からいい日にします。
どうぞよろしくお願い致します✨