桂慶治朗 その32 | 桂慶治朗のブログ

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上方の落語家、桂慶治朗のブログです。色々更新しております。落語会のご案内やそのとき思ったことなど諸々も。
よろしければ、お付き合いください。



今週2月1日月曜からは、 



久しぶりの繁昌亭昼席、一週間出番です。

(と言うても7日(日)は私はお休みですが、)



キャリア的にまだ前座の出番です。

実は、私は基本的に前座の間は、


繁昌亭の昼席での演目・ネタは、


ほぼ「子ほめ」一本に決めております。


理由は、、

まぁ持ちネタの中で一番たくさんかけてますんで、おそらく一番安定してます。(あくまでおそらく)

"落語の笑いの取り方"  というのができやすいかなと思ってます。


色んなところで落語させていただきますが、

どんな感じのお客さんか全く分からないときには、

ほぼほぼ「子ほめ」に頼ります。


そのウケ具合で

その日のお客さんがどんな感じか、自分としては指針になりやすいです。


ですんで、

12分という持ち時間でなら、

持ちネタの中では一番ウケやすいかな、、

というのと、

ウケなくてもせめて次の方に、
お客さんの雰囲気をつかむ際のヒントにしていただけるかな、、

というのが、大きな理由です。


もちろん、色んなネタをやりたいという気持ちもあります。

一週間毎日ネタ変えるとか。

しかし、前座の間は我慢してます。

もしも、私を目当てに昼席に、、という方がいらっしゃれば、少し申し訳ないなぁとも思うのですが、やはり寄席は全員で一つの作品なので。


ただ、
一応気持ちですが、

毎日同じ「子ほめ」でも、


その日のお客さんの雰囲気(笑いのツボ?)
を感じ取れるヒントがどこかであれば、

ネタの中で、

それに合わせるように少しずつでも変化させる、、

という努力はしてるつもりです。

ですんで、

終わってみてから、
「おお、今日はこんな感じでできた」

と少し嬉しくなることもあります。

まぁもちろん、


 " ウケたときは "    ですけど。


今席も私の出番は残すところあと二日。


あと二日も、

「子ほめ」に頼っていきたいと思います。



と言いつつ、

お客さんによっては
違うネタしてるかもしれませんが!!
(どないやねん)


慶治朗