前略
『137億年の物語』から。
第7回の放送です。
世界で4つの大きな川で文明が生まれた。
ナイル川で生まれたエジプト文明
チグリスユーフラテス川で生まれたメソポタミア文明
インダス川で生まれたインダス文明
黄河で生まれた黄河文明
そのうち、最古の文明であるメソポタミア文明で文字が生まれた。
5,500年前、現在のイラクの南部、当時シュメールと呼ばれた地域に住んでいたシュメール人が使い始めた。
農耕を発展させ、収穫したものを市場に持って行き、売っていた。
そこで売買を記録するために使ったのが文字の始まり。
5,500年前、物の貸し借りをするためにトークンとよばれる小さな粘土細工が使われだした。
牛を借りたら牛のトークンを、羊を借りたら羊のトークンを。
トークンは借用書の代わりに使われていた。
その後、複数のトークンを粘土板押し付けて使い、物の管理をするようになった。
5,200年前、模様や形を直接粘土板に書くようになった。
人が描かれ、麦を渡した。
そんな絵文字の粘土板も使われたのは200年ほど。
絵文字を進化させ、さらに直線だけ / で意味を表す文字を作り出した。
これが楔(くさび)文字。
シュメール人の大発明であります
古代オリエンタル博物館には4,000年以上前の粘土板が保管されており、役人が物品を管理し記録していたことが分かった。
紀元前2035年『役人がパンや油、タマネギを配給した』
とか、
紀元前1995年に『牛車やイスがウエンキの町から運ばれた』という粘土板があり、
これらの受領証の粘土板もある。
これは、王様に説明するためにあったもので、この時代には既に、上司に報告する説明責任があった。
文字が発明されると、物語も書かれた
ギルガメッシュ叙事詩には、洪水にあった例えの物語が書かれてあり、旧約聖書の『ノアの方舟』と同じような物語で、聖書が最古の書物の信じていたキリスト教徒の間では、発見された時に大問題になった。
シュメール人は大変なアイデアマンで、様々な発明をした。
①文字
②学校制度
③60進法
④星座(天文学)
⑤一週間を7日にした
60進法は割り切れやすいので、取引には便利で運用し易い。
星座は、夜空に輝く星の中で、異なる動きをする星座を見つけて名前をつけた。
それが、火星、水星、木星、金星、土星であり、それに月と太陽(日)を加えた7つの暦は現在でも使われている。
シュメール人は『なぞなぞ』も作っていた。
『目を閉じた人が目を開いて出てくる家は?』
答えは
『粘土板の家』
学校である。
この頃の学校は先生の家に行って学ぶ、いわゆる寺子屋のようなもので、ノート代わりに使う粘土板の作り方から文字の書き方を教わった。
なので、勉強して知識を得る前は暗かったのに、学んだ後は明るくなるので、学校を出ると目が開く、という事が表されている。
また、この頃から、シュメール人は多くの穀物を作り、中でも大麦を大量に作り、なんとビールを作っていた。
大きな壺に大麦を入れて発酵させ、上澄みをストローで飲んでいたようだ。
このビールはパンと合わせて労働者の給料として配給されていた。
そんなシュメール人も後に勢力を伸ばしてきた民族に吸収され、忽然と歴史から姿を消してしまいました。
今回はここまで。
シュメール人、すごいヾ(@^▽^@)ノ
そうそう
『137億年の物語』から。
第7回の放送です。
世界で4つの大きな川で文明が生まれた。
ナイル川で生まれたエジプト文明
チグリスユーフラテス川で生まれたメソポタミア文明
インダス川で生まれたインダス文明
黄河で生まれた黄河文明
そのうち、最古の文明であるメソポタミア文明で文字が生まれた。
5,500年前、現在のイラクの南部、当時シュメールと呼ばれた地域に住んでいたシュメール人が使い始めた。
農耕を発展させ、収穫したものを市場に持って行き、売っていた。
そこで売買を記録するために使ったのが文字の始まり。
5,500年前、物の貸し借りをするためにトークンとよばれる小さな粘土細工が使われだした。
牛を借りたら牛のトークンを、羊を借りたら羊のトークンを。
トークンは借用書の代わりに使われていた。
その後、複数のトークンを粘土板押し付けて使い、物の管理をするようになった。
5,200年前、模様や形を直接粘土板に書くようになった。
人が描かれ、麦を渡した。
そんな絵文字の粘土板も使われたのは200年ほど。
絵文字を進化させ、さらに直線だけ / で意味を表す文字を作り出した。
これが楔(くさび)文字。
シュメール人の大発明であります
古代オリエンタル博物館には4,000年以上前の粘土板が保管されており、役人が物品を管理し記録していたことが分かった。
紀元前2035年『役人がパンや油、タマネギを配給した』
とか、
紀元前1995年に『牛車やイスがウエンキの町から運ばれた』という粘土板があり、
これらの受領証の粘土板もある。
これは、王様に説明するためにあったもので、この時代には既に、上司に報告する説明責任があった。
文字が発明されると、物語も書かれた
ギルガメッシュ叙事詩には、洪水にあった例えの物語が書かれてあり、旧約聖書の『ノアの方舟』と同じような物語で、聖書が最古の書物の信じていたキリスト教徒の間では、発見された時に大問題になった。
シュメール人は大変なアイデアマンで、様々な発明をした。
①文字
②学校制度
③60進法
④星座(天文学)
⑤一週間を7日にした
60進法は割り切れやすいので、取引には便利で運用し易い。
星座は、夜空に輝く星の中で、異なる動きをする星座を見つけて名前をつけた。
それが、火星、水星、木星、金星、土星であり、それに月と太陽(日)を加えた7つの暦は現在でも使われている。
シュメール人は『なぞなぞ』も作っていた。
『目を閉じた人が目を開いて出てくる家は?』
答えは
『粘土板の家』
学校である。
この頃の学校は先生の家に行って学ぶ、いわゆる寺子屋のようなもので、ノート代わりに使う粘土板の作り方から文字の書き方を教わった。
なので、勉強して知識を得る前は暗かったのに、学んだ後は明るくなるので、学校を出ると目が開く、という事が表されている。
また、この頃から、シュメール人は多くの穀物を作り、中でも大麦を大量に作り、なんとビールを作っていた。
大きな壺に大麦を入れて発酵させ、上澄みをストローで飲んでいたようだ。
このビールはパンと合わせて労働者の給料として配給されていた。
そんなシュメール人も後に勢力を伸ばしてきた民族に吸収され、忽然と歴史から姿を消してしまいました。
今回はここまで。
シュメール人、すごいヾ(@^▽^@)ノ
そうそう