読んでくださっている方へ

私みたいなものに貴重な時間を割いてくださり本当にありがとうございます。

 

太宰治の人間失格をこのたび初めて読みました。

あれだけ有名な作品ですが、これまで読んだことがありませんでしたが

きっかけがあり、読むことにしたのですがその感想をここに記したいと思います。

 

全体的な感想としては、共感するところもあり、でもここまでの状態には至らないよね、と安心したり

複雑な感情で読み進めていきました。

これだけ有名で、ベストセラーにもなっている作品なので、

それだけ共感する人も多いのかな、と思いました。

 

世の中には、自分は人間失格の登場人物に共感するような人間だ、と思う人がたくさんいて

でもその様子は表には出すこと無く日常を送っている、というようにも捉えることができ、

世の中の人はどれだけ自分を出さずに生きているのかということに感心すら覚えました。

 

私個人としては第一の手記の幼少期~中学生までの期間が印象深いです。

主人公の生き方はまるで自分を見ているようで、ゾッとしました。

クラスメイトに自分のお道化を見抜かれたときの、主人公の心情たるや、想像に難くありません。

 

私自身、敵を作らないよう自分で自分を演じていたところがずっとあったと思います。

それと同じことを作中で主人公がおこなっているのですから

私の生き方を見破られているような怖さや、同じような考えの人がいるのだという安心感が入り乱れました。

同時に、自分は決して特別な人間なんかではなかったのだという安心と、残念な感情もありました。

 

共感する人が多いためたくさん本が売れたのだと思うと、同じような考えの人がたくさんいるという仮説にたどり着いたので

私は別に世間一般の多くの人とズレた考えをしているのではないのだ、よかった、、、という安心と

他の人とは違う、特別な存在なんだ、という優越感が得られなくなり残念だった、という感情です。

 

 

まだ一度読んだだけですし、読むたびにそのときどきの私の状態によっても

違う感想をもてそうな本です。

 

今後もたびたび感想文を書かせてもらいたいと思います。

 

今回もお時間割いて読んでくださりありがとうございます。