毎年恒例の
演劇集団土くれ第71回公演
麻布区民センターホールにて
昨夜
「月の海」を観劇。
心の奥深くまで響く
感動を覚えました。
母親の介護に専念している
主人公と、
家を出ていた息子との再会は、
予想外の展開を通じて描かれ、
家族の絆の温かさと
不器用さがにじみ出ていました。
特に印象的だったのは、
母が泥棒を
息子と勘違いする場面です。
誤解が解けた後も
誰も怒ることなく、
かえってその場の空気が
柔らかくなった瞬間に、
家族の愛と許しが静かに
流れているのを感じました。
こうした描写から、
家族の関係は必ずしも
完璧ではなくとも、
お互いを思いやる心が
根底にあることが伝わり、
胸がいっぱいになりました。
この演劇を通じて、家族の複雑さと、その中に潜む温かなつながりに改めて気づかされ、大きな感動を味わいました。
長く続いたこの
演劇集団土くれ
第71回目でしたが来年で
幕を閉めるとのこと。
寂しくてたまりません。
本川國男さん、石塚幹夫さん、
そして舞台スタッフの皆様へ
長年にわたって、
素晴らしい舞台を届けてくださり、本当にありがとうございました。
お二人の手による演劇は、
常に心に響くもので、
私たち観客に
忘れられない感動を
与えてくれました。
71回目の今回の公演も、
深い感銘を受けました。
そして、来年72回目の公演が最後となるとのこと。
寂しさもありますが、
これまでの公演に込められた
情熱と想いに心からの
感謝をお伝えしたいです。
来年の最後の公演も楽しみにしております。
どうか、これからもお体を大切に、素敵な時間をお過ごしください。
感謝の気持ちを込めて。