今回は任脈の巨闕(こけつ)です。


巨は大きい。闕はくぼみ。胸骨の下(心窩部しんかぶ)の大きなくぼみをさす。


場所は臍とへの字の胸骨の中心の一番下(胸骨体下端)までを8寸とし、
臍の上6寸。


はり師木村寿雄の健康日記

巨闕は心(しん)の募穴(ぼけつ)で、心は血脈けつみゃく(循環器系)と神明しんめい(精神系・こころ)を主(つかさど)るので、それらの循環器系や精神系疾患に効く。

心痛、胸のつかえ、神経過敏、不眠、胃痛、悪心嘔吐、ゲップ、しゃっくり、口臭、黄疸などに効く。