医学部受験、、、4浪以上は差別されていたという、
今更ながらの医学部受験の「常識」が発表された。


しかし、
4浪以上で合格した人を沢山知っている。

不合格は
「多浪だから」ではないと思う。


我が家が通った医専予備校。


多浪が何人もいたが、、、

合格した人と
不合格になった人の違いを

子供に聞いてみた。


「多浪の女子」で 多浪に厳しいとされている大学に合格した人は、

真面目にストイックに頑張っていたという。

そして「プライド」を捨てていた、、、
多浪のカッコ悪い自分を受けいれていたという。
「こんなに浪人してしまいました。でも絶対に頑張ります!」
という心からの姿勢は面接官の心も打つはずだ。
「模範面接」を練習する意味はない。
心を面接にどうやって出すか?、、、予備校ではそれを必死に受験生に伝授していた。


面接指導には、予備校教務の受験生への厳しく、優しい愛情があることを感じた。


私も、職員採用の面接をしているが、

まず履歴書の職歴、、、
短期間で転々している人は非常に不利。

理事長はそういう人は最初から不採用のつもりで面接をする。


しかし、
「こんなに転々としてしまいました!自分自身の甘さや我慢できない故です。でもこれからは仕事が大変なことは覚悟して、頑張ります!!!」

自分への振り返りがちゃんと出来、前向きな人は、
前向きに採用をする。


しかし、
短期間での転職理由を聞いた時、
いつでも会社側のせいにする人、、

「定時に帰れなかった、休みが少なかった」
「仕事が大変だった」
「嫌な先輩がいた」
「嫌な後輩がいた」
「給料が安かった」
、、、、
どこで働こうと不満はつきもの。だから辞める、を繰り返しているから短いスパンで転職する。


職歴が多いから不採用ではないし、
高齢だから不採用ではない。


最終的には、
「この人をウチに欲しいか否か?」

それは大学受験でも同じだと思う。

「この生徒をウチの大学に欲しいか?」


医学部は、入るだけでは駄目だ。
入ってからのほうが重要になる。

受験という自分のための勉強に疲れた人が、
人の命を守るための勉強が出来るのか?


何年も何年も同じ勉強をしていながら
現役や一浪と同じ点数なら、 若い方を取るのは当たり前。


試験で高得点を取るだけでなく、
面接で
「この人と一緒に働きたい」
そう思える人間性を表出すること。

お世話になった予備校校舎長が多浪女子を合格に導き、
「多浪生は、自分の壁を打ち破り、素直にならなければだめだ」
と言っていたが、その通りだと思う。

面接対策も、
現役と同じではだめだということ。
そして、それは練習するというより、
校舎長の言う通り
「どうしても医師になりたいんだ、どうしてもこの大学に入りたいのだ」
という気持ちがこもったものでなければ面接官には響かない。


長男や次男が言っていたことがある。
「毎年落ち続けている人は、今しなくていいことを今やっているよ」

その言葉の意味を聞いた、、。

、、予備校に来ないで女の子とデートしていたよ、、受験終わるまで我慢出来ないのかな?だから毎年落ちるんだよ。


、、「オール」したんだって。1日オールしたら体内時計狂って勉強に差し障りあるのに。受かってからオールすればいいのに、、、。


、、スマホゲームがやめられないんだって。
自習中寝ているから、その間に差をつけようと思って勉強したよ、、。


、、大事な話全然聞かないで校舎長にキレられていた よ、
「医学部舐めんな!そんなことしていたらいつまでも医学部なんて受からないっ!!」
って。やっぱり受験専門家の話はちゃんと聞かないとねえ、、、、、(これに関しては言うこと聞かない代表みたいな我が子の言葉に吹き出した)



多浪でも 合格した人たちは、

上記のようなことはなかった。


負けるな多浪生!!!

頑張れーーー!!