医学部受験も医療の現場も何も知らない、この騒ぎを自身の活動に利用している女性が、
偏見と妄想にかられている。
彼女の身近に
「男だったら確実に受かっていた」
という受験生がいたらしい。
医学部受験に「確実」は存在しない。
確実に受かっていたなら、他の医学部に合格していただろう。


女性は取らない、、とか多浪は取らない、、とか
それを明記すればいい、、とか
それも違う。
そこではっきり線引き出来ないのは、
それがハンディだとするなら、
それをモノともしない受験生なら欲しいから。


コミュニケーション能力が心配な長男が受験生だった時、、、

面接は絶対に不利だと思っていた。

だからこそ、
一次試験と小論文では
文句なしの成績を取れ、、、と言い続けた。


そして
面接は、うまく出来なくて良いから、
「どうしてもこの大学に入りたい、入ったらどうしたいか」
自分の気持ちを素直に伝えるだけでいい、
アピールなんてしなくていい、と言って送り出した。


今回の「差別」、、、
こんなことは「常識」として予備校の先生方は知っている。

我が子が通った予備校は、
全ての医学部の現浪比、男女比、
問題の傾向から面接で聞かれること、
各大学が、どんな受験生が欲しいのか、、、


データを集め、
熟知していた。


もし、今回のことを
「けしからん!!」
と怒っている予備校関係者がいるなら、

認識不足、医学部受験の現実を知らないということ。


現役だろうと1浪だろうと落ちる人は落ちる。

3浪だろうと
5浪以上だろうと、
受かる人は受かる。


そんなのは
今始まったことではない。

だから予備校は、
データを元に受験校を決め、
対策を練る。

二人の子供の受験、
我が子たちの失敗や
周りを見てきて、

どんな子が合格して、
どんな子が不合格になるのか、、、 何となくわかるようになった。


まず、我が家の場合、

長男が現役、1浪の時、
今思えば、、、いや、当時も気が付いていた。

受かるわけない、、、と。

次男の現役も然り。


特定の受験生に加算があろうとなかろうと、
関係ない。

受かるわけない、、、

そんな受験生だった。


今回の事で、

医学部受験、医療の現場を知らない活動家に乗せられて、

デモをするような受験生は皆無だろうが、、、

逆風でしかない。

受験の邪魔。


女だから何?

多浪だから何?

やっぱりそうか、、、悔しい、、、

そのエネルギーは

勉強に向けるしかないのだ。

差別だの不公平だの
そんなのは、
生まれた時から始まっている。


今回の事件からやる気を失うなら、
それまで。


何故か開業医の子供を叩く無知な人がいるが、

開業医は、予防注射、学校医、検診事業、産業医、在宅診療と
地域に貢献している。
その親の背中を見て育った子供が
親の跡を継ぎたいと考えても、
地域枠では逆差別されたケースを知っている。

開業医のボンボンと悪口言う人も
時代錯誤が甚だしい。

選挙に落ちた議員さんも


デモして騒ぐエネルギーは

被災地のボランティアに向けたほうがいい。

女性の味方だというなら

受験生の邪魔をしないで欲しい。


帰省中の長男が言っていた。


「不合格の一番の原因?

勉強しなかったこと。」


現役、1浪の時、
長男は
自分に甘かった。
うまくいかないとき、
人のせいにしていた。

校舎長も、うまくいかない原因が、性格にあることをわかっていた。

誰のせいでもない、
がむしゃらに
とにかく、頑張るしかない、
行く道は前しかないこと、、、

それを越えた時、
初めて伸びるのを感じた。

昨年、大学で色々あり、
私や教授が 「大学は理不尽だ」と言った時、
長男は、
「全然理不尽じゃない」
と答えたことがあった。

長男が、高い倍率を潜り抜けることが出来た理由がわかったような気がした。


特殊な医学部受験。

受かる人、、、になるためには、

世の中の全ての不公平に
不満を言わず、


あと半年、

自分とだけ 戦って欲しい。


そして、受かって欲しい。