信仰の危機 | 日々の思いつき日記

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気が付いたこと、旅の話など、思いついたこと書いてます

数年前に観てた

「ビッグバンセオリー」


アメリカのドラマで、

(シーズン12まであるけど途中までしか見てない)




天才オタク達の

ワチャワチャした同居生活や

近所のブロンド美人とのやり取りとか、

友達との天才ならでは?な

規格外な出来事などのシットコム(コメディ)。


カリフォルニア工科大の物理博士が

ルームシェアしてるっていう、


設定からして

覗いて見たくなる感じのやつ。

(覗きたくないか?(笑))




その主人公の一人の幼少期のスピンオフ、

(↑青のTシャツの人)

「ヤングシェルドン」が面白くて

絶賛視聴中👍️



天才ゆえの独特過ぎるこだわりが際立つ

9才で高校生のシェルドン。

ごくごく普通の(アメリカの標準?)

(テキサスの標準?)

暖かい家庭で育ってる様子と、


仲の良い両親、

兄と妹の普通さと、

天才シェルドンの特別・ユニーク・独特さを


なんとか普通の日常に

押し込めて押し込めて…

でも、はみ出て、

両親がそれに全力で向き合うのが

とても素敵で。

(ファンキーな祖母の助けも大いにあって)



日曜日は家族で教会へ、

夕飯の前には必ずお祈り。


宗教が重要な意味を持つ土地。


(でもシェルドンは神を信じてはいない)



母親は、

宗教にやや力が入りぎみで、

何かをする毎に神様にお祈りするのが印象的。


模範的に行動する事を

根っから楽しんでいる、習慣、

染み付いているのだなぁ、という描写。

(信仰心)



それがね、

シーズン2の始め、

「信仰の危機」って回があって、

伏線なのかな、それまでの話とは

ちょっと毛色が違う感じ。




私は泣きました。

あまりにも分かり過ぎた。



近所のティーンエイジャーが

亡くなる話なのですが、


シェルドンの母は宗教に熱心で、

とても優しい心を持っていて。

その悲しい知らせを我がことのように受け止めて、残されたご家族の為に奉仕する、ことある毎に亡くなった子とその家族の幸せを祈る、ご飯を届ける、祈りがもっと届くように祭壇を作る、残された家族に励ましの手紙を書く…。


でも、だんだん、

苦悶の表情になっていく。



宗教の教え、

模範的な行動、

牧師の説教では…これでは…と、

うすうす、気がついていくのよ。




現実に居ない悲しみを


「美しい世界に行き

主と幸せに過ごしている」

と「言えない」って気がつくんだ~。



家族と一緒に過ごすスペシャルさを

誰よりも知っていて

暖かい愛のある家庭なのだよ。

教えられた「主」の世界より

今の幸せが大切で変えがたいって、

身をもって感じて生きてるんだよ。


そこから「信仰の危機」が来て、

模範的な暮らしも、

ご飯を作る、祈る、など

出来なくなってしまった。



なにも信じられなくなった母に、

神を信じていないシェルドンが

シェ「この宇宙は重力がちょうどよく、重くても軽くても、生命は誕生出来なかった、この宇宙は完璧で生命が誕生出来たのは奇跡の配分、だから少なくとも創造主は居ると思う」


それは母親の

頭のロジックは解決?できそうでも



母親に「これは心の問題」と言われてしまう

シェルドン。


シェ「50億人の中、自分のお母さんはお母さんだけ、それが答え」


それが母親の「心」に届いて…

その回は終わるんだよね。





きっとその後も

元のような信仰心に基づいた

暮らしをしていくんだろうな、と思う。


(これから見ていくので変化あるかも?)





とっても響いた回でした。




私も大切な存在を失って、

なにかが盛大に壊れました。

上のお話のように。

この話の「信仰心」的なもの。



見えない世界に対する「信仰心」

自然への「信仰心」






その時は、

世の理を

前よりちょっと深く理解した。

「期待」も「希望」もないって。




今までハッキリしなかったけど、

ドラマを見てて

追体験しちゃった気持ち。






長々、ありがとうございました~✨✨