通勤車の修理 | カルマンギアのある生活

通勤車の修理

栃木に越してきてから、毎日、自動車通勤なのですが、片道10分弱ということもありカルマンギアには色んな意味であまり適しません。

なので、義父から軽自動車(ホンダ・アクティ)を借りて通勤しています。

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通勤用のアクティ

ところで、このアクティ、1ヶ月ほど前からエアバッグの警告灯が点きっぱなしになってしまいました。

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エアバッグ警告灯

とりあえず、自己診断機をつないで診断してみました。

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データ読み取り中

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エラーコードの読み取り

このクルマ、運転席しかエアバッグがないのに、「助手席エアバッグ展開回路抵抗増加」というエラーが。
で、整備書を読んでみると、助手席エアバッグ非装備車の場合、ダミー抵抗がカプラーに取り付けられていて、そのダミー抵抗の不良である可能性が高いようです。

このダミー抵抗は、500円ほどのパーツなので、さっそく取り寄せました。


と、ここまでが今月の初め頃のお話。


面倒なので、ずっとそのまま放置していたのですが、いよいよ年の瀬も迫ってきたので、今年のうちに片付けてしまおうと思い、今日の午前中にようやくとりかかりました。


まず、バッテリーの端子を外す必要があるのですが、このアクティ、バッテリー端子を外すだけでもフロントバンパーを外さなければならないのでちょっと面倒です。


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ウィンドウォッシャータンクも動かしてバッテリー端子を外します

その後、室内側に移動し、シフトレバーとサイドブレーキレバーを覆っているカバーをとり、問題のダミー抵抗を外します。

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黄色いカプラーに差し込まれているのが問題のダミー抵抗

整備書によると、このダミー抵抗の基準値は2.0(+0.5~-0.2)Ωだそうなので、さっそく抵抗を測ってみたところ、最初は2.5Ωくらいだったのに、しばらくすると10Ω程度になり、またしばらくすると300Ωを超えて、数値が安定しなくなりました。
おそらく内部で断線しかかって接触が悪くなっているのでしょう。

必要なパーツは入手済みなので、さっそく交換しようと思ったら…

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あれ?明らかに大きさが違ってます…

で、あわててパーツ屋さんに連絡すると、メーカーに在庫があったので午後には届けてくれるとのこと。
というわけで、ここで一時作業を中断し、年末大掃除の一環として、代車のオイル交換や洗車などを行います。

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午後になって、パーツが届きました。

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今度は問題なさそうです

さっそく新しいダミー抵抗を取り付けて、一度、エラーコードを消去した後、再度、システムチェックを行うと、

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全システム異常なし

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エアバッグ警告灯も消えました

というわけで、今どきの車(といっても10年以上前の車ですが…)は半分は電化製品のようなものなので、この手の修理(というかただの部品交換?)は見習い整備士でも簡単にできちゃいます。
といっても、診断機と整備書がなければ手も足も出せませんけどね。

これはこれで、カルマンギアの整備とはまた違った楽しさがあります。