初めての姫路を満喫
この10月から姫路城の天守が改修工事に入り、工事が完了するのは5年後ということを最近、知りました。
いつかは見に行きたいと思っていた姫路城ですが、今を逃すと当分、完全な形で姫路城を見ることができないということで、急きょ安いツアーを探してこの週末に姫路に行ってきました。
昨日(土曜日)の午後3時前に姫路に着いて、まずは駅の地下街にあるタコピアで軽く腹ごしらえ。
明石焼き風たこ焼
周りにもたくさん食べている人がいて、見ると多くの方がソースを塗ってだし汁につけるという食べ方をしていたので、僕たちもそれに従いました。
箸でつまむと形が崩れてしまうくらいのやわらかさで、アツアツトロトロのたこ焼きにソースとだし汁の味が相まって、意外とマイルドな食感と味でした。
この日は雨がひどかったし、姫路城の営業時間も残り少なかったので、駅周辺で土産物を買った後、ホテルへ。
まるごとトマトが入っている意外、さほどめずらしい具はありません。
が、めずらしいのはその食べ方。
なんと、生姜醤油で食べるのが姫路風なんだそうです。
そのためか、おでん自体の味付けはかなり薄味でした。
味の方はというと、もうそのまんま、おでんを生姜醤油につけた味なのですが、こういう食べ方もありだよなって感じで悪くないです。
冬の寒いときなどは、生姜で体も温まりそう。
市内のコンビニでも、おでん売り場の横に醤油と生姜が置いてありましたので、姫路では当たり前の食べ方のようですね。
夕食の際に生ビールと芋焼酎を飲んだのですが、少し飲み足りない気がして、部屋に帰って妻と二人で軽く飲み直すつもりが、なぜか話が盛り上がって・・・・
ちょっと飲み過ぎました
最近、健康とダイエットのためにお酒を控えめにしていたのに、これだからメタボなんですよね。
ちょっとだけ反省・・・
今日は昨日と打って変わってとてもよい天気で、ホテルをチェックアウトすると、いざ、本来の目的地である姫路城へ。
歩道からお堀越しに見る姫路城
今まで新幹線の中からしか見たことがなかった姫路城を、この距離から見るだけでもかなりの感動です。
この姫路城の天守閣ですが、1枚目の写真も含めて、見る位置によって見え方が大きく異なります。
どの角度から見ても見事な天守閣です。
今日は天気がよくて外は暑かったのですが、天守閣の内部は、暗くヒンヤリとしていて、吹き込む風がとても気持ちよかったです。
天守閣地下1階
しかし、さすがは世界遺産。
見物客の数が半端じゃありませんでした。
途中、最上階が満杯になってしまったために入場制限がされてました。
こんなに大勢の人が一度に登って強度的に大丈夫なのだろうかと心配になりましたが、建物の構造上は問題ないようで、入場制限は人の事故防止のためらしいです。
当然のことながら、揺れたり傾いたりすることはありませんでした。
さすがです。
西大柱と東大柱
5層7階の天守閣は、この2本の柱で支えられているそうです。
最上階の釘隠
全部で600以上の釘隠が取り付けられているそうですが、最上階のみ金箔押しの六葉飾り金具打ちで、他の階は木製黒塗りです。
姫路城といえば、外壁と軒裏のほとんどが白漆喰で塗られていることが特徴ですが、もう一つ意外な特徴が石垣に見られます。
姫路城の石垣
野面積みと呼ばれる石垣の特徴で、隙間の小さい石が目立ちます。
これらの石垣は、秀吉が3層の天守閣を建てた際のものらしく、その後、現在の天守閣に建て直す際にもそのまま利用したようです。
秀吉の築城時には石が不足して、町民から寄付された石うす、灯籠の台石、石棺などが、石垣等に転用されたそうです。
天守閣の立派さとは対照的に、やや素朴な印象を受ける石垣ですよね。
姫路城を出て帰りの駅に向かう途中で、少し遅い昼食を。
鶴美寿しの穴子寿司セット
播州灘の穴子は姫路の名物らしく、蒸し穴子、焼き穴子、太巻きと、色んな形で楽しめます。
蒸し穴子はふわふわでやわらかく、焼き穴子はかすかな苦味とツメの甘みがマッチして、とても美味しくいただきました。
姫路駅から見る姫路城
最後に姫路駅から姫路城の名残を惜しみつつ、午後3時前の新幹線で帰京の途についたのでした。
さて、今回のメインの土産は、
姫路の伝統工芸品で、現在は明珍家の52代・宗理氏の手によって作られているそうです。
本来の火箸としての機能よりも、その音色が魅力的です。
妻と二人、売り場で30分以上かけて、その場にあった全ての火箸、風鈴の音を聴き比べて選びました。
この旅行の記念として、とても良い買い物ができたと満足してます。
少し慌ただしい行程でしたが、とても充実した2日間でした。
今回の姫路ツアーに先立ち、姫路在住のMAXXさんから姫路のオススメ情報を色々と教えていただきました。
おかげで、短い滞在時間ながらも、姫路の魅力をたくさん味わうことができました。
どうもありがとうございました!