久しぶりにゆっくりする時間が取れたので、amazon primeで映画「すばらしき世界」を見ました‼️

第56回シカゴ国際映画祭 インターナショナル コンペティション部門 で役所広司さんが、ベストパフォーマンス賞受賞して世界の注目を集めた作品です❗️




刑務所で28年の刑期を務めた三崎という男が、出所してからの再生を描くストーリーで、母親に捨てられた生い立ちから、社会の裏側に追いやられ、殺人を犯してしまう…そこに至るまでの、社会に追い詰められていく三崎の心理を、まるで自分のことの様に感じ取っている映画でした。
役所広司さんの芝居は,吸い込まれる様に惹きつけられて、目を離す隙を与えなくて…
人の心の善意と悪意は、ふとしたきっかけでどんな風に入り乱れていくのか、果たして何が正しいのかを、しっかり問いかけてくる映画です。 
周りの支えてくれる友人達の愛ある優しさを、やっと素直に受け止められて、人を信じる気持ちを取り戻した三崎…

見終えてから、感動の涙が止まらなかった…次男と並んで見ていて、2人とも涙でくしゃくしゃになりながら、自然に拍手をしてました‼️しばらく,立ち上がれなかった…
最後のシーンの余韻が残り、余計に胸に込み上げるものがありました。
監督の西川美和さんの演出も素晴らしかったです❣️

日本人にしか作れない映画だと感じました‼️
原作は「復讐するは我にあり」の佐々木隆三「身分帳」。
「復讐するは我にあり」は緒形拳主演の迫力ある映画で、生涯忘れられません。

日本の映画に期待いっぱいですね。