風の強い寒い日ですね。
今日はライブのリハーサルをやります❗️

夕べは、昨年キングレコードから世界配信された私の懐かしいアルバムの中から、
2ndの「春しぐれ」を聴いていました。
Youtubeに「紙吹雪」がアップされていて、20歳そこそこの私が書いた恋の歌に、その頃の自分を思い出していました。

"コーヒーカップについた
薄紅のルージュを
白いナプキンでさりげなく
拭き取る

こうして大人になるのだと
心に言い聞かせて
今夜の約束はもう  
忘れるわ"

こんな出だしで始まる「紙吹雪」…
冒頭のシーンは、実際によくカップについたルージュを拭き取る繊細な大人の女性の仕草を見て、その心遣いや指先の美しさに憧れて書いたものです。
私は早く大人のカッコイイ女性になりたくて、「どうぞこのまま」も20歳でしたが、背伸びして書いていましたね。

今は、表面的な美しさにばかり目がいく気がします。
人の視線、口元、指先…そういう細部のさりげない所作に、実は女性の艶は存在してるのに…
そしてそれは、日本の女性ならではのものがあると思います。

せめて歌で、感じられたらいいのに…と願いますね。
50年の月日を経て、古典の様にアルバムが再販されましたが、私には書庫から本を取り出して読み返す様に、新たな発見があります。

紙吹雪