また、寒くなりましたね。
寒暖差が大きく、毎日の服装や寝具にも戸惑います。
久しぶりに予定のない日で、のんびりしています。

アマプラで映画「ハロルドとモード〜少年は虹を渡る」(1971年)を観ました。
この秋、黒柳徹子さんが主演の舞台もありました。
狂気的なまでに自らの死に取り付かれた19歳の青年・ハロルド。そんな彼は、他人の葬式に忍び込むことを趣味としていました。一方、80歳を数えてなお若々しくふるまう老婦人・モード。ある日、他人の葬式で偶然出会った2人は意気投合し、いつしか互いを包みあうように寄り添っていきます。

80歳と19歳…
恋は、こんなに釣り合わなくても、見た目も不思議に近づくもので、二人が並んでいるシーンも、ストーリーが進むにつれ、とても自然になっていきます。
同時にモード役のルースゴードンが、若々しく美しくなっていくのが素敵でした。
恋をしてると、人は輝いて素敵ですね。
二人が相棒と言ってる内は、とってもいい関係でしたが…

愛してる告白をして一線を越えてしまうと、現実が見えてくるのがわかりました。
私はまだモードほどの年齢ではないけれど、青年に愛されてるモードの台詞も気持ちもよくわかって、アメリカ的なブラックユーモア満載だったけれど、面白い映画です。
常識の枠に囚われてる日常のつまらなさを、時にぶち破りたくなるのは、同感です。(笑)

自分に注目してくれて、不思議にシンパシーを感じて、一生懸命話を聞いてくれる人がいたら、とっても幸せな時間が過ごせます。
そこには、立場も年齢差も関係ないいい空気が流れますね。
そんなロマンは、まだまだ手放したくないと思います。