しばらく心が自分の世界に引きこもっていたので、ブログのアップが久しぶりになった。
最近世界でブレイクしているBillie Eilish(ビリーアイリッシュ)という17歳のシンガーソングライターに、久々やられている。
少し前にすでに、アメリカやイギリスを始め、世界17ヶ国でアルバムがヒットチャートベスト1と聞いている。
でも、日本ではまだまだ上位チャートに入ってきていない。
SNSやスマホ中心の中で、Billieはステージ上から、
「スマホを置いて、話そうよ!ちゃんと向き合って触れ合おうよ!」
と、メッセージを送る。
「ライブをやっている時は、今この瞬間が大切!その前もその後も考えられない!」
17歳でありながら、持病のトゥーレット症候群で苦しんでいた経験からか、自分の命を惜しまない覚悟がある。
ファンに対しても、数知れない何万人ものステージでありながら、一人一人と向き合おうとする。
「ファンと呼びたくない。たまたまステージに駆けつけてくれた人達!」
兄がサウンドプロデュースとギター、ピアノを担当して、自宅でレコーディングしてきた。
16歳で始めて野外ステージに立った時に、8人しかいなかったオーディエンスの中の2人の女の子が、彼女の歌のサビを一緒に歌っていた。それを見て、感激して涙が出たという。
それから一年後、17歳での野外ステージでは、観客が4万人に増えた。ステージに出た時に、「嘘でしょ?」と思ったと笑う。でも今度は、その4万人が彼女の歌を大合唱して歌う。
「私が声が出なかて歌えなくても、皆んながうたってくれるから、大丈夫なの。(笑)」
とてもチャーミングで魅力的だ。
何に惹かれたかというと、彼女のいく通りにも変わる歌や曲の才能と、並行して顔つきが変わっていく七変化と、心模様がそのまま現れる素直で繊細な感性だ。
17歳と言う年齢でしか出ない研ぎ澄まされた圧倒的なエネルギーと輝き!
自分の事も思い出しながら、様々な思いがよぎる。
過去にも、彗星のように現れたアーティストで、感性が鋭い分周りからの圧力で、純粋な輝きを失ってしまう姿も見てきている。
どこかクールなビリーアイリッシュ…
彼女の自由で奔放で、遊び心いっぱいで、それでいてアイルランド系の血縁の物悲しく切ない歌声を、このまま守ってほしい。
私は気がつけば十分すぎるキャリアの中で、さらに目標があるのでそこを目指す。音楽はやればやるほど、次がまた見えてくる。
久々に出会った世界を魅了している本物のアーティストは、今の私に、大いに刺激になっている。
(良い曲が多いので、Youtubeにあるので、色々聴いてみて下さい。)
When the party's over