青々とした緑豊かな皇居の式典を見ながら、新しい「令和」の始まりを感じています。
予報に反してよく晴れた今朝のお天気は、これからの時代の幕開けとしては心地良く、幼い頃から旅重ねてお姿を拝見してきた天皇陛下のご立派なお姿に、感動しました。
昭和の時代に育った私としては皇室は雲の上の存在で、皇居での暮らしは、時々あった報道でしか知る由もありませんでした。
昨日美智子様のこれまでの軌跡を辿るドラマを見て、話には聞いていましたが、民間から嫁いだ事の厳しさに涙が出ました。
美智子様は、私の母方の祖母の従兄弟の姪で、遠い親戚筋だそうです。
美智子様の叔父さんが、私の生まれ育った浦和にある母の育った家に、学生時代下宿していたそうで、ご成婚なさった頃のお話は、母も聞き及んでいたようです。
耐え忍ぶという事の尊さやその中で強い意思を持って前を向いていくお姿に、昔から伝えられている日本女性の芯の強さを感じました。
環境の厳しさに苦しみながらも家族を心から愛し、身を粉にして周りの方々に尽くしていくご配慮に、頭が下がります。
上皇陛下のお言葉に、常に美智子様への感謝があった事に、お二人の愛情の深さを感じました。
天皇一家が、国民の理想となる家族を作らないといけない…そう決心して邁進したというお話に、心打たれました。
天皇陛下は、ご両親の深い愛情を受けて、すくすくのびのび育っていらした印象です。
お堀の向こう側は、どんな暮らしなのかを知らなかったあの時代に比べて、天皇ご一家のご公務の忙しさや平素の暮らしぶりが以前よりはるかに身近に感じる時代になりました。
若き日にはよく理解できなかった天皇を始めご一家の象徴としての存在を「令和」の始まりに知る事が出来て、日本という自国の伝統を繋ぐ歴史を、肌で感じられました。
新しい時代が、平和で実り豊かになる事を祈ります。
同時に、「この身に追った重責を思うと、粛然たる思いがします。」という正直な天皇の思いが伝わり、身の引き締まる気持ちになりました。
様々な思いを投げかける新時代の始まり…
上皇と上皇后の残された思いを胸に、心新たに歩みたいと思います。