塩入さんとは長年の友人ですが、彼のあくなく追求している芸術的な演奏を聞いて、改めて拍手を送りたいとても思いました。感動しましたね!
それを感じて、インタビューでも演奏者に敬意を表した羽生君は、本物です。
メダリスト・オン・アイス2015、たくさんの応援をいただきまことにありがとうございます。おかげさまで無事に終わり、とても素敵なことになりました。オープニングから全選手の演技、グランドフィナーレまで、全ての人の思いでパワフルなイベントになったと思います。心よりお礼申し上げます。
毎回いろいろな課題があるのですが、今回の僕らにとってのクライマックスは、なんといっても宇野選手とヴァイオリンの奥村愛さん、ピアニスト塩入さんの3人によるベートーベンの「ヴァイオリンソナタ」、そして羽生選手と塩入さんの二人の「天と地のレクイエム」でした。
「ヴァイオリンソナタ」は宇野選手とお二人の超絶な演奏がピタッとタイミングもあって、終わった瞬間オーケストラの皆も大拍手。素晴らしかったです。
「天と地のレクイエム」は一つの楽曲を通して羽生選手と塩入さんの深い表現の世界が展開されるという、なかなかない凄いライブになりました。終わった瞬間ウルっときました。どちらも大成功して本当に良かったです。
さらに最後に素敵なことがありました。
オンエアが終わってからグランドフィナーレがもう一曲あり、それが終わったら、全スケーターが退場して終演の予定でした。ところが、アンコールで戻ってきた羽生選手が、スケーターみんなを率いて、バンドの前に並んで心からの拍手をしてくださいました。こちらも拍手を送り大感動の中で閉幕。
やりきった感満載のイベント、皆さん本当にありがとうございます。