今日は大切な用事で、有楽町に行きました。
最近は、駅の近辺は日比谷という人が増えましたね。
有楽町という響きには、何かレトロな哀愁があって、歌の歌詞にもよく使われていて魅かれます。

今日お目にかかった方が、
「有楽町には、雨が似合います。」
と、おっしゃっていましたが、高架下のアーチ型のレンガ造りとか所々昭和が漂っていて、確かに風情があります。

私の祖父が、昔有楽町の駅前の電気ビルの一角でタバコ屋を営んでいて、幼い頃時々付いてきました。
昔の電気ビルは、パリの片隅にあるような洒落た造りで、祖父のタバコ屋の向かいに、数人腰掛けられるスタンドの珈琲屋があって、いつも珈琲のいい香りがしていました。
イギリスの紳士さながらのマントにシルクハットをかぶった祖父は、有楽町のよく似合うモダンボーイでしたね。

雨の街並みを見ながら、懐かしい景色を、ふと思い出しました。
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