今夜、フジテレビの深夜に、鶴瓶さんの「スジナシ」ってやってるのを、知ってますか?

何の筋書きもない芝居を、鶴瓶さんがゲストとアドリブでやります。

今夜のゲストは、最近ベネチア映画祭でマルチェロマストロヤンニ賞を受賞した19才の染谷将太君。
大御所の鶴瓶師匠を相手に、自分の芝居にグイグイ引き込む、恐いもの知らずの生意気なトンガリキッズでした。(笑)

でも、何でも言う事に従う最近の若者に比べたら、自分を出してくる主張の強さは小気味良い感じでしたね。
鶴瓶さんがさすがで、人を見る目があって、いい役者さんやアーティストを見つけ出してくるので感心します。
A-Studioも、視点と発想が抜群に面白いしね。

将太君は、何しろ鶴瓶さんの台詞の振りに乗ってこないツッパリが見事、切り返しも見事、最後に視聴者を裏切るクールで冷酷な一面を見せる芝居までできたのは、驚きました。
一瞬で顔が変わる芝居ができるのは、これはただ者じゃありません!

ドラマを見ていても、役者さん達の芝居で、面白くもなり臭くもなり…
「スジナシ」は、台詞に慣れてる役者さんには脅威だろうな…
でも、追い込まれた土壇場で見せる役者さんの真の演技力と人間味溢れる芝居が引き出されて、見てるだけの私達は面白いです!
鶴瓶さんは、遊び心の中に鋭い嗅覚を持ってるから、気は抜けないでしょうね。

今夜は、生意気とツッパリに、ちょこっと目の色が変わった鶴瓶さんが面白かった!