この度の震災で、一番感動しているのが、元来持っている日本人の勤勉さです。

東電の命がけの普及作業員や消防隊はもちろんの事、被災地でご自分が家族を失い被災したにもかかわらず、奮い立たせて医療や公務に走り回る方々には、頭が下がります。

震災の日の都内や近隣の地域での現状も、徐々にわかりました。

私の知人は、140名の幼児を抱える保育園の園長ですが、震災時に園庭に園児を出して避難した様子は、本当に大変で、その後も子供達の余震による恐怖心がとれずに苦労しているそうです。

また、いつもレッスンしている野球ママさんのご主人は、震災時神田にいて、そこから歩いて五反田の会社に戻り、さらに世田谷の自宅まで歩いて帰ってらしたそうです!
帰宅できず、闇の中を何時間も歩き続けた方々の勤勉にしてタフな精神力が、日本の礎になっていると思いますね。

また、その方々の姿に続き、黙々と働く若者の姿をよく見かけます。
あの時、シフトのバイトの若者も、休まずに長い列に並んで、電車を待っていました。
体は華奢な若者が多いけど(笑)、みんな我慢強くなってきました。

今は一人一人が、置かれている環境の中で、自分に何ができるかを考えていると感じます。
ひたむきに、ひたすらに、自分のできる事から…私がいつも心がけてきた事は、やはり日本人の心そのものだったんですね。

東京都からの会報を読みながら、電気の消費を減らせないか考えています。

家の中は一部屋を除いて、必要ない限り電気は使いません。
取り急ぎ、家の電球はLEDに変えます。ちょっと高いけど…
寒さはカイロと湯たんぽで補っています。
こたつに湯たんぽは、かなりいです!
キャンドルは、アロマとか使うと、精神的な安定に繋がります。

こんな風に一つ一つ、アイデアで前向きに対応しましょう。

小さな努力で、笑顔になれると思います。
テレビを消して、家族と話をしながら食事をする時、昭和を生きてきた私達は子供の頃を思い出します。
私達が育った頃は、裸電球の電柱がポツンポツンと並び、町は暗かったな…(笑)
自宅もまだ、蛍光灯もなくて、夜暗いのは当たり前でした。
それでも何の不自由もなかった…
両親の愛情に包まれて、幸せな日々でした。

停電の夜にもきっと、心の灯りがともれば、大切な物が必ず見えてくると思います。