「これ以上進化するためには、音楽とは別のところで、人として、成長しなければなりません。」
今日、宇多田ヒカルさんがブログで発表した「アーティスト活動を止めて人間活動に専念する」宣言の内容です。

詳しく読むと、27歳になるまで15歳から12年間、ひたむきに音楽と向き合って、多くの作品を生みライブも続けてきた訳で、やはり特殊な世界に偏っている自分に気づいたと言ってますね。
とにかく、来年から活動休止するそうです。

私がそんな気持ちになったのは、やはり同じ年頃だったと思います。
私の場合は、結婚もしていたし子供もいましたが、人として普通の生活はできていませんでした。

子供を持ったのに、忙しくて留守番ばかりさせて、家事も育児も人の手を借りていて、いつも何か人として間違っている気がしてましたね…

結婚と出産の自分にとってかけがえのない大切な経験は、たとえ音楽でも、代え難いものでした。

子供を持った事で、人生全く変わりました。
もしいなかったら、人の気持ちをわかる事もできない、わがままな情けない大人だったかもしれません。(笑)

シンガーソングライターは、歩んでいく人生の一ページを歌っていくから、人としての成長が本当に関係あるのです。

セルフプロデュースとは、そこに気づく事でもあり…
宇多田ヒカルさんには、ますます目が離せなくなりました。
たとえ回り道をしても、納得できる道を歩んで欲しいです。