川口に住む中学3年の女子が、父親を指し殺したニュースが流れています。
『前日まで何事もなかった』
繰り返し報道される中、彼女の友人が言った言葉…
『いつかは(父親を)やると思った…』

今日から始まった月9ドラマ『太陽と海の教室』でも、
「私達に夢があるかって聞く方が間違ってるよ!大学はどこに行くのか、仕事は何をするのか、結婚は誰とするのか、生まれた子供はどこの学校に入れるのか…もうどんどん決められていくじゃない?自分の夢なんて、始めから持てないのと一緒よ!」

『青春』という言葉が輝いていたのは、もう過去なのかと思う程、日本が壊れていく…
なぜ国をあげて、そんな息のつまった若者達を育ててるのか、この問題は黙って見過ごせない気がします。

日本人は、よく言えばおとなしく、あまり意思表示をしないので、外人はみんなどう対応したらいいか困るようです。
そのもともとの性格的要素がマイナスして、親の権威をふりかざす大人や合格者の数字を増やしたい学校の教師達が、生徒達を、勉強一色に塗りつぶして行くのでしょう。

弱い奴を『負け犬』と呼び、マイナス思考で先の見えない所まで追い込む…
自分の事以外考えられず、自分さえよければいい…

織田裕二の櫻井教師のセリフに、
「倒すべき敵は、勝つべき相手は、他人じゃない!自分なんだ!」
という言葉があり、その通りだと頷きました。

でも人は弱いから、何でも周りのせいにしてる方が楽なのです。だから大人になる程、過ちを認められない人が増えます。
大人が、自分に対し謙虚になって、反省して、子供達の考えや意見に耳を傾けてさえいれば、少なくとも殺されたりはしないでしょう…

今の時代の子供達に、生まれた時からコンビニがあった世代とかに、物の大切さや食べ物の価値を伝えてしっかり見直させるのは、至難の業です。
それと同じ位、命の尊さを教える事も、難しいかもしれません。
でも、そんな人としてあまりにも当たり前の事を、わからない若者が横行しているのもまた、現実なのです。

たとえ彼らが逆らっても、屁理屈を言っても、最初は聞く耳持たなくても…根気よく諭していく事が、愛情だと思うのです。

彼らが失っている物は、イコール今の大人達が失っていきつつある物に間違いないのだから…
何もかもが揃っていて平和を装っているようで、実は心は飢餓状態な若者を見逃さずに、真剣に体を張って、彼らの悩みに答える努力をしていく事はもはや必須です。
同じ目線で…
自分の10代を振り返って…
彼らにも『青春』と呼ばれる輝きや素晴らしい思い出が、あってしかりじゃないのかな…
幸せになって欲しいです、一人でも…

大人も大いに考えるべきです!