桜満開のニュースに、心は走り出しそうなのに…
今日はまた、家にいてサボテン(疲れで固まってる状態)になってます。

昨日、HMC(ヒューマンミュージックカレッジ)で会議やら打ち上げがあり、いろいろ話してきて、頭が一杯になりました。
最近のポピュラー音楽事態、行き先を見失っているので…
配信による手段が広まってから、プロとアマチュアの違いさえわからない歌が流れ、ライブハウスの商売で、アマチュアがお金を取る事が当たり前になりました。
その違いがわからないまま、まどわされている人達がたくさんいて、本物をキャッチする感性が養われないのです。

今日、NHKの「ちりとてちん」が終わったけれど、若狭塗り箸や落語も、地道な積み重ねと努力で本物になるという、いいお話しでした。
その地道な努力…言ってみれば地味な積み重ねを、いったいどの位の人達が理解して頑張れるんだろうと、頭を悩ませてしまいます。
最近の若者は、自分で選んだ事への努力は、人に言われてやる事ではないと、それさえもわかってないと思います。

いつも気ばかり先にいくのは、私の方で…
長い道のりを歩いていく、まだ扉一つ開けた位で、弱音をはいたり投げ出してしまう…
辛く苦しい事を乗り越えて初めて、達成するのがわからないんですね。

海外のアーティストや俳優のインタビューを読むと、レスポンスのクォリティーやモチベーションの高さに驚きます。
若いとか年齢の問題でなく、しっかりした意思や哲学をもってます。
日本人でも、世界を相手にしている浅田真央さんは、コーチもつけず見事世界一になる偉業を成し遂げ、まれにみるミューズだと思いました。本番で転んでも投げ出さない演技や黙々と自分の技を磨く姿は、多くの若者に見習って欲しいですね。

私も人生は一生学ぶものと思い、日々一ミクロンでも前進したいと思うけど…
ともすると桜吹雪に行き先を見失いそうなこの頃、新たな自分探しにまたもチャレンジの日々を送っています。