今日から公開された映画「Dream Girls」を、さっそく見にいきました!
モータウンレコードをモデルに、ダイアナロスとシュープリームスを彷彿とさせるストーリーは、とても興味深かったので、珍しく飛んで行きました。
ショービジネスの国、アメリカを象徴する華やかなサウンドや舞台・衣装に至るまで、確かによくできていたし、歌も踊りもプロ中のプロフェッショナルで素晴らしいパフォーマンスでした。
それだけでも、十分楽しめましたが、アメリカンドリームに裏打ちされた陰の犠牲者が、逆に主役のように見えてきて不思議でした。アカデミー賞で最優秀助演女優賞をとったジェニファーハドソンの演じたエフィーの役が、タントツに光っていたのです。
あまりにもスターになったビヨンセは、役になりきれなかったように思います。対照的にジェニファーは、自然体なまま役になりきっていて、存在感も説得力もあり、何より迫真の演技が心打ちました。
ビヨンセは、ダイアナロスのどこか心が見えない美しさを演じたのかもしれないけど…
現在スターのビヨンセには、共通したスター役であり、心中は複雑だったのかもしれないです。まして、仲間や友達をけおとして、のしあがる訳だから…いい役ではないですよね。モデルのダイアナロスは、このストーリーは不快で、1980年代にミュージカルの芝居でハリウッドに登場した時も、目もくれなかったみたいです。
地味に見えた脇役が、演技力も存在感も上回るなんて、滅多にないですよね?これで、ジェニファーも、確実に現実のアメリカンドリームを手に入れるのでしょう♪
ひたむきな人が好きな私としては、ぜひ応援したいと思います!